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居酒屋さすらい 1844 - 常連がつまらん - 「三六(みろく)」(港区赤坂)

2021-11-10 17:09:18 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「豆虎」でコーヒーをいただきリフレッシュ。気を取り直してお店を探すか。「豆虎」からすぐのところに立ち飲み屋があった。こんな一等地に立ち飲みか。

「三六」。

「さぶろく」と読むのかな。

しかし、どっかで見たことあるなと思って記憶を辿っていたら、あ、以前に来たことがあった。たしか、「みろく」とかいう店名だったような。「三六」で「みろく」か。あれからもう12年。まだ、元気に営業されているとはちょっと驚き。確か、馬鹿高い料金体系のお店だったと記憶している。ここはパスかな。

https://blog.goo.ne.jp/kumaneko71/e/e320f385dc1a16d024cc2cb572560345

しばらく先に行くと、「赤札屋」という酒場に出た。リーズナブルっぽい感じ。よし、ここに決めたとお店入口に入りかけてやめた。なんか、店内が暗かったから、踵を返した。そのちょっと手前に中華があって、今度はそこに入ろうとかと階段を登った。店に入ると、なかなかの大箱の店。4人掛けテーブルがズラッと向こうまで並ぶ。男性が出てきて一人だと告げると、入口手前の席に「どうぞ」と言った。「手前のテーブルしかないの?」と聞くと、「混んでるから」という。いや、客は一組しかいなくて全然混んでいる風には見えない。それともこれから混雑するのだろうか。明らかに一人客を迷惑そうにしている。

「また今度」。

と言って店を出た。もう行く店がない。

仕方ない。「三六」に行くか。

こうして約12年ぶりに「三六」の敷居をまたいだのである。

コノ字カウンターの右奥にチェックイン。まずは「ホッピー」セット白をオーダーした。やがて出てきたキンミヤのタンブラーはシャリキン。そのタンブラーに外を注ぐとホッピーは瞬く間に3分の1に減った。次に「ナカ」を頼むと、恐らく外もおかわりしなければならない。シャリキンとノーマル、はてどちらがいいか判断に迷う。

「ポテトサラダ」をオーダー。だが420円は決して安くはないな。12年前に来たときも高いお店と思ったが、今もそれは変わらない。ポテサラは手作りで、丁寧に作られいておいしい。でも400円台もするしろものとは思えない。

 

以前は赤坂という立地が料金にオンされているものだと思ったが、よくよく考えると多分人件費の問題だと思う。数えただけでも4人の店員がいた。多すぎ勝男さん。立ち飲みで4人も 必要かな。そんなに人を使っていたら、そりゃ料金は高くなる。

そして、もう一つ指摘したいのが常連さん。どこのお店にも常連さんは存在するが、その常連さんをのさばらせるとお店は衰退する。このお店はその危うさをはらんでいた。オーダー係の女性は常連さんと軽妙なトークで応じているが、これは客あしらいではない。常連さん優位の対応で、馴染みじゃない客にはすこぶる不快である。常連さんらは店の入口らへんに集まっていた。総勢4人。右奥には3人くらいが立てるスペースがあったが、その常連が邪魔をして、その向こう側に行きにくい。自分はこちらにどうぞと案内され、その右奥スペースに潜り込もうとしたが、彼らは道を開けてくれることはなかった。手刀を切って腰をかがめてその間隙を縫ったが、それでも彼らはどこうとはしなかった。

自分の対面にいた一人客の若い女性は長居することなく撤退した。それが彼女のスタイルなのかもしれないが、自分にはそうは見えなかった。いやぁな雰囲気の店に見切りをつけたのだと思う。

焼き物をオーダーした。

ハラミ×2本。そしてレバー。レバーはどうやら月曜日はないらしい。仕入れの関係だという。そこで次にタン(170円)を追加。そのハラミもたいしたことがなかった。それで1本250円だから、つまらない。

見どころなし。

残りのホッピー外をタンブラーに注いだ。ここはもうこれにて終了。このお店にこれ以上、お金を落とす必要はない。さて、次へ行こうか。

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