小樽の兄貴、みーさんが千葉県へとやってきた。ならばと、船橋でお会いしましょうとなり、初の千葉開催が実現した。
事前に決めていたお店は「竹うち」。自分の中では今一番すごい店。その実力を是非みーさんにも感じてほしかった。船橋に早く着きすぎて、ちょっと一回り。まずは「一平」を覗くが、まさかの満員。一時はガラガラの時もあったが。そして、「増やま」はと様子を窺うが、こちらも満席。では、「竹うち」はどうかなと見に行くと、どういう訳か、満席っぽい。今まで、この店には4回訪問したが、満席はおろか、3組以上お客さんが入っているのを見たことがなかった。だから、余裕をかましていたのだが、まかさかの状況。慌てて、お店に入り、「あと30分したら来るけど空きそうかな」と尋ねると、テーブルはもう絶望的で、立ち飲み用カウンターならOKという返事。この立ち飲みカウンター、いつのまにか椅子が用意され、座飲みに変わっている。この席は嫌だなと他をあたることにした。
「増やま 本店」はどうかしらと店の前で中を覗くが、ここも満席。どうした船橋。雨降りなのに、この賑わい。
結局、時間になったので、駅に戻りみーさんと合流して、事情を話すと、結局最初に入る予定を立てていた本命の「竹うち」に行ってみようとなった。テーブルは相変わらず空いておらず、先程提案された立ち飲みカウンターの一番入口側の手前の席に通されたのだった。まぁ、入れただけ良かったと思うしかない。
まずは「生ビール」で乾杯し、「煮込み」をオーダー。その煮込みはこの店では初めて頼んだのだが、その器に「おぎのや」と書かれていて、ちょっと度肝を抜かれる。遊び心があるんだなと。
メニューは豊富だから、あれこれと何を頼むか悩むし、何を食べてもうまい。
頃合いを図って、「ボール」にスイッチ。やはり、「竹うち」に来たら、これを飲まなきゃ始まらない。知ったかで、「2個割り」(こないだいっぺいさんから教えてもらった)をオーダー。これを飲むためだけに、船橋に来るのもありだと思うくらい、この「ボール」は貴重だ。個人的には立石の「江戸っ子」に次ぐ、下町のハイボールだと思う。
その後、串焼きを頼み、そしてみーさんは満を持して「刺身盛り合わせ」をオーダーする。その都度、みーさんは「おいしい」を連発するのだが。
小樽は良質な鮨屋が多いことに象徴されるように、魚のクオリティが高い。そのみーさんが褒めるというのは多分にリップサービスの様相が強いが、そのみーさんからそういう言葉を聞くと、やはり嬉しいものである。
社会学者の橋本健二先生は、串焼きと刺身がうまいのがいい店との信念を持っており、おそらく先生はこのお店を多分気に入られるだろう。
来るたびにいい店だなという実感を持つ。そして、、今年のアワードの有力候補に上がってきた。もし、受賞すれば、みーさんと一献したお店では2店目となる。今、船橋で一番の酒場である。
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