札幌出張翌日は北海道日本ハムファイターズの新本拠地、エスコンフィールドの見学である。試合が開催されていなくても、スタジアムの見学ツアーなどを有料(1,800円)にて行ってくれる。しかもファイターズガールのアテンド付きだ(きつねダンスは付いてない)。
しかし、すごいスタジアムだった。
天然芝で、しかも開閉屋根付き。広い敷地をふんだんに使い、なだらかな傾斜の観客席はフィールドとの距離がとにかく近くて。日本ハムは本当にいいスタジアム、いや、いい町を作ろうとしている。悔しいが、マツダスタジアムよりも断然いい。
余程、日本ハム球団は腹に据えかねたのだろう。このエネルギー、札幌ドームに対する様々な思いが伝わってくる。「徹底的にやってやろうじゃん」という意気込み。
見学ツアーはグラウンドに降りて、しかもベンチにも入れて、ビッグボスの特製ベンチにも座ることが出来た。間近で、伊藤大海投手のキャッチボールを見ることも出来たし。
ちょっと歩いたら、喉が乾いた。実はエスコンフィールドにはクラフトビール屋さんがあるのだ。しかも、スタジアムで醸造もしているらしい。野球場でビールを醸造するのは世界初という。この点でも、日本ハムはサッポロと訣別したのかもね。
さて、そのクラフトビール屋さんの「そらとしば」は、ヤッホーブルーイングが手がけている。それならば間違いなかろう。マイクロブルワリーといっても、クラフトビールではもうメジャーな存在だ。
開店11時を回って、一番乗りでレジに並ぶ。
「そらとしば Play ball! Ale」(800円)でプレイボール。
このビール、スタジアム醸造。ということはエスコンフィールドでしか飲めないやつ。ビールを注いでもらい、となりの部屋でゆっくり飲る。最前列のカウンターからはグラウンドが一望できる。場所はセンターバックスクリーンだから、まさに球場全体を俯瞰して見ることが可能。試合はやってないが、至極の時間だよ。
ビールはエールという名称がついてるけど、ホップがきいていて、実際はIPAの風情だった。「そらとしば」の店名どおり、爽やかな風味のビールだ。つまみはピザとポテトが主体で、スタジアム内の例に漏れず、値段が高い。お腹いっぱいだったから、何も頼まなかった。
一杯だけ飲んで、店を後にしたが、その更に上階にのぼったら、そこでもビールを売っていた。やれやれ、もう一杯飲むか。
「そらとしば シーズナル」(800円)。
季節商品らしい。
こちらのカウンターには芝生が貼られている。もちろん人口芝だけど。
シーズナルビールの方がコクはあった。これはうまい。空と芝生の爽やかさだけでなく、そこに打球音と歓声が加わった感じ。
いいじゃないか、クラフトビール。さすが、ヤッホーブルーイング。
いつか観に来るぞー。北の広島でビッグボスvs新井さんのゲームを。
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