ホッピー研究会の新年会は有楽町の「吉乃川酒蔵」を予定していたが、当日研究会会長の怪鳥のスケジュールが大幅に狂い、わたしは怪鳥の職場に向うことになった。
必然的に会場は怪鳥の職場の近くになった。
どこへ行くのか。
怪鳥の職場から最も近い酒場は「安曇野」である。
だが、怪鳥は「安曇野」をあまり好ましく思っていないようであった。
結局、怪鳥の会社を出たのが20時を過ぎた頃、怪鳥が行き先の照準を定めたのが、徒歩で数分の「酒蔵 駒忠」の浅草店である。
取引先の人を連れて行くと大抵「喜ばれる」という店だ。
しかし、最近すっかり「駒忠」づいている。
今回は、ホッピー研究会の準会員(会員ナンバー004)としてMちゃんが参加。ホッピー研究会史上初の20代女性である。
寿町の夜は闇が深く、お寺がやたらと目に付く。
池波正太郎さんの世界がまだそこにあるようだった。
そのひっそりとした住宅街の一角に「駒忠」はあった。
町に溶け込んでいるようにも見えるが、薄暗い町に飲み屋の明かりを灯しているのが不自然にも映った。
田舎風の趣の落ち着いた外観である。
ガラリと戸を開けると内装も落ち着いている。
大きなテーブルが客席の中央に据えられ、それがいかにも居酒屋のあるべき姿を映している。これが「駒忠」の特徴といっていい。
わたしは、まだこの店で「駒忠」2店目なのだが、炉辺風の内装は落ち着いて酒を飲める雰囲気である。
まずは生ビールから。
怪鳥には珍しくビールをジョッキで貰う。
メニューはかなり豊富。厳密に数えたわけではないが、およそ100種類ほどのメニューの短冊が店内の壁に所狭しと掲げられている。
その達筆な文字がまた手練な居酒屋を演出している。
鍋あり、刺身あり、焼き物あり、揚げ物あり、和洋問わず、様々な酒肴があり、およそ作れないものはないと感じるほどである。
だが、残念なことにホッピーは置いていなかった。
しかし、この点も頑固な居酒屋然として好感が持てるのである。
お店はご夫婦らしき、お父さんとお母さんが切り盛りしている。
お父さんが作り、お母さんが客あしらいをしている。
どんなに店が混んでいても、この2人で対応されているというのだから凄い。特にお父さんはこれだけのメニューをたった一人で作っているのだから、感心する。さりとて、オーダーしてから出てくるまでの時間がやたらと長いわけではないのである。
これこそ、まさに居酒屋の最高のサービスであると感じるところである。
実は、今回の研究会の紅一点であるMちゃんに見とれてしまい、我々が食べたメニューの備忘録をとり忘れてしまった。
そのため、何を食べて、飲んだのか、失念してしまった。
酒はお燗で日本酒。
やはり、この店では日本酒を飲むべきであろう。
男は黙ってお酒である。
以前、「加賀屋」について書いたとき、かつての大衆居酒屋は今や古典酒場となり、昭和40年代に生まれた居酒屋チェーンが、現在の大衆酒場になりつつあると結論した。
それは、「駒忠」についても同じことが言えると思う。
「加賀屋」も「駒忠」も暖簾分け方式を採用しており、FC制度とは一線を画す。
店は自由度が高く、基本的なベースは同じでも、店は全く違うといっていい。
「駒忠」巡りをしても楽しいと思う。
浅草店も今を代表する大衆居酒屋であると大声で言いたい!
必然的に会場は怪鳥の職場の近くになった。
どこへ行くのか。
怪鳥の職場から最も近い酒場は「安曇野」である。
だが、怪鳥は「安曇野」をあまり好ましく思っていないようであった。
結局、怪鳥の会社を出たのが20時を過ぎた頃、怪鳥が行き先の照準を定めたのが、徒歩で数分の「酒蔵 駒忠」の浅草店である。
取引先の人を連れて行くと大抵「喜ばれる」という店だ。
しかし、最近すっかり「駒忠」づいている。
今回は、ホッピー研究会の準会員(会員ナンバー004)としてMちゃんが参加。ホッピー研究会史上初の20代女性である。
寿町の夜は闇が深く、お寺がやたらと目に付く。
池波正太郎さんの世界がまだそこにあるようだった。
そのひっそりとした住宅街の一角に「駒忠」はあった。
町に溶け込んでいるようにも見えるが、薄暗い町に飲み屋の明かりを灯しているのが不自然にも映った。
田舎風の趣の落ち着いた外観である。
ガラリと戸を開けると内装も落ち着いている。
大きなテーブルが客席の中央に据えられ、それがいかにも居酒屋のあるべき姿を映している。これが「駒忠」の特徴といっていい。
わたしは、まだこの店で「駒忠」2店目なのだが、炉辺風の内装は落ち着いて酒を飲める雰囲気である。
まずは生ビールから。
怪鳥には珍しくビールをジョッキで貰う。
メニューはかなり豊富。厳密に数えたわけではないが、およそ100種類ほどのメニューの短冊が店内の壁に所狭しと掲げられている。
その達筆な文字がまた手練な居酒屋を演出している。
鍋あり、刺身あり、焼き物あり、揚げ物あり、和洋問わず、様々な酒肴があり、およそ作れないものはないと感じるほどである。
だが、残念なことにホッピーは置いていなかった。
しかし、この点も頑固な居酒屋然として好感が持てるのである。
お店はご夫婦らしき、お父さんとお母さんが切り盛りしている。
お父さんが作り、お母さんが客あしらいをしている。
どんなに店が混んでいても、この2人で対応されているというのだから凄い。特にお父さんはこれだけのメニューをたった一人で作っているのだから、感心する。さりとて、オーダーしてから出てくるまでの時間がやたらと長いわけではないのである。
これこそ、まさに居酒屋の最高のサービスであると感じるところである。
実は、今回の研究会の紅一点であるMちゃんに見とれてしまい、我々が食べたメニューの備忘録をとり忘れてしまった。
そのため、何を食べて、飲んだのか、失念してしまった。
酒はお燗で日本酒。
やはり、この店では日本酒を飲むべきであろう。
男は黙ってお酒である。
以前、「加賀屋」について書いたとき、かつての大衆居酒屋は今や古典酒場となり、昭和40年代に生まれた居酒屋チェーンが、現在の大衆酒場になりつつあると結論した。
それは、「駒忠」についても同じことが言えると思う。
「加賀屋」も「駒忠」も暖簾分け方式を採用しており、FC制度とは一線を画す。
店は自由度が高く、基本的なベースは同じでも、店は全く違うといっていい。
「駒忠」巡りをしても楽しいと思う。
浅草店も今を代表する大衆居酒屋であると大声で言いたい!
ほほぅ。
ハイボールはほとんどの店が扱ってるね。
最近、ここには行ってないの?
ちなみにこの時のお代はわたしが払っています。←そういうことは忘れない。
本当は次のホストがわたしなんで、わたしから声をかけなければいけないんだけれど。
体調が戻ってきました。
金曜日からビールも解禁にしています。
10月で一度召集をかけるので、よろしく。