展示会が終わった後のお疲れ様会をやろう! となって日程がのびのびとなっていた。
N屋さんはとある企業の説明員に駆り出されて、3日間立ちっぱなし。60歳を超えたN屋さんはさぞお疲れになったことだろう。
ようやく、2人のスケジュールが空いた平日の昼間、新宿に集合した。
1軒目の店を物色する。新宿は昼間から営っているお店がそこそこあるが、どうにも食指が伸びないところが多い。「岐阜屋」に行けば、全て解決されるが、どうにも彼の琴線には触れなかったようだ。
うろうろして、辿り着いたのが小汚い雑居ビルだった。一階に立て看板が出ていて、中華のランチが890円と記載されていた。お店は2階にあるらしい。階段を昇り、重い扉を開く。出てきたのはインド系の店員さんだった。これまた意表をつかれた。中華ランチでインド系か。
「2人だけど」というと、無愛想にテーブル席へ案内された。お店に入った瞬間、「うっ」となった。かび臭いのだ。鼻があまりよくない自分でも、のけぞりそうになった。一瞬、N屋さんに「出ましょう」と言おうとした。
店内は黒塗りで清潔感もない。光が射しこまない暗い店内だった。
テーブルに着いて、インド系店員に、中華ランチのおかずだけのものを2品と、生ビールをオーダーした。
やがて、ビールと一緒に、山のように盛られた枝豆が到着した。やはりきたな、お通し。枝豆は塩辛かった。これでもか、と塩をふったのではないと思うくらい。それとも塩をふっている時、蓋がとれたか。尋常じゃない塩辛さである。
中華ランチは玉子ときくらげ炒め、もう一つも炒めものだった。玉子ときくらげはボリュームがあっておいしい。
ビールを飲み干したところで、N屋さんは「行こう」と決断した。料理も、まだ半分も食べていなかった。ただN屋さんも我慢の限界だったのだろう。
一軒目は自分が会計することにした。会計には日本人と思しきおじさんが現れた。
5,868円。
随分高くねぇか。
ランチ定食890円。おかずだけしか頼んでないが、きっちり890円とられたとして、2品で1,780円。高く見積もってビール一杯650円として3,080円。問題はお通しだが、仮に400円としても合計3,880円。消費税を入れて4,268円。計算が合わない。もしや中華ランチって、2人前だったか? とも思った。随分盛りが良かったし。だだそうなるとやはり計算が合わない。ボラれたのか。
この記事を書こうと、「食べログ」にアクセスしてレビューを読んでいたら、こんなレビューがあった。「お通し2品、ドリンク4杯、焼き鳥4本で会計が6,000円」。そして、「この店はお通しが高い」とも。どのレべルで高いのかは分からない。お通しが1,000円と仮定したら、ほぼ支払い金額通りになる。しかし、お通しが1,000円て可能性あるかな。
ビール2杯、つまみ2品で5,800円。
とにかくもうヤバい店。
お客の嗜好にまったく関係なく強制的に押し付けられて、しかも向こうの言いなりの値段で取られるのはまったくおかしいですね。
しかしこのお店のようなぼったくり店もあるのには驚きました。
同様の被害者を出さないためにもレビューに書いておくことが必要だと思いました。
コメントありがとうございます。
「静岡ラーメン放浪記2」で電気がまさんのお通しに対する思いはよく存じております。
自分は席料として仕方ないかなというスタンスですが、こないだ立ち飲みで出てきたのには閉口しました。
>お客の嗜好にまったく関係なく強制的に押し付けられて、しかも向こうの言いなりの値段で取られるのはまったくおかしいですね。
嫌いな料理が出てくる場合もありますし、しかも350円とか決して安くない料金を求められますし。お客が喜ぶもの(「光栄軒」のように)ならいいのですが、「仕方ないな」と思わせていたら、ダメですね。
この「鶏丸」がぼったくりなのか、ただ単純に計算間違いなのか、それとも正規な料金だったのかは分かりません。疑問に思った時点で自分が聞けばよかったのですが。
ただ納得いかないなという人が他にもいるので、おかしなシステムなのかもしれません。料金だけでなく、いろいろとヤバいので、電気がまさん、新宿に来たときは、お気を付けください。