4月3日(金)、黄昏のアメ横を歩いた。
街は閑散としていた。いつもの10分の1くらいの人通りか。飲食店は通常通り営業しているが、ほとんどガラガラ。「たきおか2号店」、やや少ない入り。老舗の某居酒屋、客はゼロ。「キリンシティ」、お客さん2名。そして「たきおか3号店」。そこそこ入ってる。数えてみると9名。いや、外にも人がいるから11名。それでもいつもより客は少ない。ブルーカラーは皆無。みたところ、全てホワイトカラー。いや、隠居風の爺さんが、店の隅っこで日本酒を煽っている。その爺さんの横にポジションして、「ホッピーセット」をオーダーした。
外で飲む客はどうも喫煙者らしい。果たして、これはセーフなのか分からないけど、中で飲んでる客が数人、時折外に出て、煙草を吸いにいく。
まずは「じゃがカレー」から。じ ゃがいもが余りにも柔らかいのは、売れずに煮込み過ぎたからか?
しばらく、来ないうちに店員も変わった。女性店長の姿はなく、あの爺さんもいない。威勢のいい若いのは何回か見たことがある。
店内の中央に立つおっさんがいきなり咳をしはじめたら、店内がちょっとざわついた。自分の隣で飲んでいたおっさんがじろりとそっちを睨み付け、自分の右隣の爺さんは、手で空気を仰ぎだした。敏感だ。実に敏感だ。
だが、自分も確かに腰がひけてた。早く帰りたいものだから、ピッチが早い。速攻で「ナカ」をおかわり。ついでに「コブクロ刺し」(160円)。
盛況時と比べるとお客さんは半分くらい。いつもは人口密度が高いが、10人程度の入りだと、むしろ通勤電車よりも密度は低い。もしかすると、今酒場は通勤電車よりも安全じゃないか。そう思う。少なくとも、「たきおか3号店」は間口が開放されていて、密閉空間ではない。しかも、具合が悪い人は酒など飲まないだろうし。いや、無症状の人は分からないが。でも、それは通勤電車でも同じこと。ということはより人口密度が高い電車の方がよほど危険だ。
最後、「ナカ」をおかわりして、試合終了。滞在時間は約45分。さてこれから、リスクの高い、京浜東北線に乗って家に帰るかな。
私の隠れ家の海南市の赤兎馬さんでは、アルコール度数20%の飫肥杉と言う芋焼酎をロックでやりますね(^o^)/
カラスミを自作しちゃうような凝り性の大将で、夏になれば鱧の上半身の骨を全て抜いて、皮目を炙って薄造りにしてくれるんですよ(^o^)/
私もそう思うのですが、大っぴらに言えない空気になっています。
咳き込んだ場面、こういう描写は大事です。ピリピリしてるのが伝わってきました。
はじめから混合して出すホッピー、いわゆる飲みきりって奴ですね。関西にもホッピーが根付きはじめましたか。
「赤兎馬」さん、すごい居酒屋ですね。それだけ豊かなんですよ。食材も時間も。あぁ、そのカラスミで一杯やりたいです。
ジャンさん。
確かに言えない空気も蔓延していますね。一応、マスコミの人間として、現場にいるというのを大切にしたいです。
コロナは自己責任では済まされない問題があり、自粛の禁を破ったら白い目で見られるようになりつつありますが、その論法では、お店を営業すること事態が罪になります。
自由にものが言えなくなると、窒素しちゃいます。