白金で仕事を終え、さてちょっと飲んで帰ろうかと店を探す。以前、白金高輪の立ち飲み屋を検索すると、「大船」の他に、「籃らん」という店がヒットした。一度「籃らん」の入口近くから、中を覗いてみたことがあって、その時スツールがあるのが見えて、入店するのをやめた。転んだ店かと思ったのだ。
でもやっぱりちょっと気になるから、今回行ってみようと思い「籃らん」に着くと、シャッターが閉まっていた。「食べログ」で検索すると開店は18時だと記載されている。仕方ない。ちょっとウロウロして出直してみるか。
18時を過ぎて再び店の前まで行くと、店内には灯りがついているが、シャッターは閉まったまま。もう少しで開くのかなと店頭で15分待っていたが、一向にオープンしないので面倒くさくなってやめた。
「三河屋食堂」に行くか。
創業90余年の老舗食堂で、安くはないが、料理はうまい。住所は三田だが、立地は白金高輪駅のすぐそばだ。
半年ぶり2回目の訪問。
お客さんはなく、自分はカウンターに座った。前回と同じ場所。ラモス瑠偉さんのサインがあるところ。
まずは「酎ハイ」(450円)からスタート。
つまみは「ポテトサラダ」(350円)で。キャベツが敷き詰められたポテサラ。これは安価で助かる。
この店の「酎ハイ」はガス圧が高くてうまい。カットレモンを浮かべてすっきり。
「酎ハイ」をおかわりして、「ハムエッグ」(600円)をオーダー。「ハムエッグ」はデフォルトで目玉焼き2個だが、一個にしてもらうのも可。ただその時は値段が変わるかは不明。
「ハムエッグ」は酒のおつまみとしては最高だ。以前、「ハムエッグ」のある酒場は最強だと書いた覚えがあるが、「三河屋食堂」も見どころがある。
一人のお客さんが入ってきた。男性客で、恐らくはじめて来店した感じ。カウンター頭上の白板をじっと眺めて、かなり長い時間考えていた。
さて、この後の展開をどうするか。この界隈に町中華はない。
次の展開を考えれば、ここでオーダーストップするのが賢明だと思ったが、我慢できずに、つい「カレー」を頼んでしまった。
で、このカレーソースが、またうまかった。なにしろ、食堂のカレーにハズレはないというのはもう定説。スパイスカレーが好きな人も最後は食堂のカレーにひれ伏す訳だし。
カレーをつまみに「酎ハイ」って、坪内祐三さんみたいだ。
出来る店があまり無いからだな。
ホッピーがあればいいんだけど。
白金高輪もまだまだ開拓の余地がありそうです。
決して高くはないと思うけど確かに下町値段では無い、って感じかしら?
このエリアに用事がほぼ無いのが残念!