20:00に東京駅に戻る野暮用があったため、「福の軒」を早々に切り上げて、新幹線に乗った。本当は駅そばで、そばを食べたかったのだが、駅弁を買って、ゆっくり車内でいただくことにした。
三島駅の待合室に入ると、駅弁屋さんがあった。三島駅は何度も利用してきたが、待合室に入ったのは初めてで、駅弁屋さんがあることも知らなかった。その駅弁屋さんは、「桃中軒」だった。
売れ筋1位から5位までの駅弁がランク付けされ販売されていた。一位は売り切れてしまっていたが。二位以降はまだ買えた。どうせなら、上位のものをと選んだのが、二位の「沼津香まだい寿司」。1,200円である。
地元駿河産の真鯛にこだわった鯛を使っているらしい。富士山の雪解け水が流れ込む駿河湾の魚は引き締まった身が特徴とのこと。
へぇ。
その鯛は地元静岡のダイダイの果汁を入れた酢で締めているらしく、香りも楽しめるとも。
へぇ。
そんな特徴のある真鯛寿司だが、自分の馬鹿舌では全く分からなかった。既に酎ハイを飲み、車内でカップ酒を飲んだ自分の舌はそんな繊細な味に反応する訳がない。
ただただ、おいしい。
そんな感想しかない。
車窓の外は真っ暗。時折、雨粒が窓につき、流れていく。
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