ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

POLLY BERGEN

2008年07月11日 | 女性ボーカルB
COLUMBIA/CL1451/POLLY BERGEN/FOUR SEASONS OF LOVE/

このアルバムは以前に記事にしたVIXENS OF VINYLを見た時にこのアルバムのジャケットに魅かれて入手したアルバムです。入手価格はとても安いものでした。僕は彼女のボーカルをあまり聴き込んではいません。というのも最初に聴いた時にどうもなじめない感じが僕にはあってかなり疎遠なシンガーの一人でした。ついでに正直言うと女優という美貌を持ちながらも僕にはその魅力がわかりませんでした。彼女は1957年にヘレン・モーガンの生涯を描いたテレビ・ドラマに出演して同年のエミー賞を獲得したのですが、それは彼女の人気が最高に高まった時期でもありました。彼女はトーチ・シンガーと言われていますがそのやや低い声を生かしてドラマチックな表現力で失恋の歌を歌ったときにその実力が発揮されるからでしょう。そんな疎遠な彼女を見直すきっかけとなったのがこのアルバムです。彼女のアルバムの中では本アルバムのジャケットがかなり気に入っています。本作はFRANK Devolの指揮によるオーケストラ伴奏で、四季における恋を伸びやかにじっくりと歌っています。もう一度今まであまり聴いていなかった彼女のアルバムを再度聴いてみようと思っているこの頃です。

収録曲/A面/ FOR SEASONS// CANADIAN SUNSET/ SPRING WILL BE A LITTLE LATE THIS YEAR/ LAZY AFTERNOON/ SEPTEMBER IN THE RAIN/ JUNE IN JANUARY/ B面/ IT MIGHT AS WELL BE SPRING/ MOONLIGHT IN VERMONT/AUTUMN IN NEW YORK/ THE THINGS WE DID LAST SUMMER/AUTUMN LEAVES/ APRIL IN PARIS/