三十路の食卓

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トマトジュース・イズ・ノット・ブラッド

2012-10-26 10:42:50 | 食雑記
〈10月2日の食事〉
朝:ハムとチーズのサンドイッチ(イトキトのライ麦パン使用) コーヒー
昼:お弁当(油麩と野菜の卵とじ、玄米ご飯、ほうれん草の食べラー和え)
夜:多分ローソンで買ったカルボナーラスパゲッティ トマトジュース

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トマトジュースで思い出すのは、吸血鬼である。

子どもの頃観ていたアニメや漫画の、あれは何だったか。
吸血鬼が出てくるあの頃の漫画作品となると、「怪物くん」か「ときめきトゥナイト」だったと思うのだが、トマトジュースがこんな使われ方をしていたのである。
おいそれと生き血をいただけない現代社会に生きる術として、血液の代わりにトマトジュースを。
あくまで「我慢するか、しょうがねえ」という表情で飲んでいたように思う。

あるいは、雪合戦の雪玉に入ったトマトケチャップ。
これに至ってはどういう流れで出てくるエピソードなのか分からず、作品名がまったく想像できない。
雪玉の中に、ケチャップを仕込むのである。
ぶつかれば、その中身がグチャッと出てくる。
おい血が出てきたぞ、石入れただろう!バーカ違うよ、トマトケチャップでした~。
そんなオチだった。

何故こういった場面を思い出しているかといえば、グラスに注いだトマトジュースが、あるいはペットボトルの縁についたそれが、思いのほか血みたいだったからである。
なるほど、トマトジュースと血の色みや濃度は、似通っている。
こりゃあ、そんなオチにも使われてましょうて。
長らくトマトジュースを飲む嗜好ではなかったから、今の今になってようやく気付いた事項だ。

トマトジュースと血液の見た目の近似性については納得がついたが、大人になって今更気になるのは栄養素についてだ。
成分は大いに違うだろう。
彼らは栄養が片寄らずに済んだんだろうか。
それとも、血液は嗜好品だから摂らなくても別段問題なくて、飲んだ気分になりたいからトマトジュースで我慢しているんだろうか。
(あ、ビールとノンアルコールビールの関係性みたいだ!)

などと、25年以上前に見た彼らの姿に、思いを馳せてみる。

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