三十路の食卓

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焦がれるミント

2012-08-03 21:49:27 | 食日記
〈7月19日の食事〉
朝:鴨ハムのマスタードサンドイッチ コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鶏の酢豚、ほうれん草とチーズの卵焼き、カボチャサラダ、ブロッコリー)
夜:冷やし中華(セブンイレブンで購入)

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市販の袋菓子。
各社揃って同じモチーフの新商品を同時期に出したりするものだが、あれはどういった経緯でああなるのだろう。
特にチョコレートにおいてそれは顕著で、今年の夏はミントもののチョコレートがあちこちにお出ましのようだ。

なぜミントかと言えば、節電を心がけるこのご時世におおいに関係しているのであろう。
たっぷりとは室温を下げられないから、せめて口内だけでも涼感を。
パッケージを彩るミントグリーンも、目に涼やかだ。

私はそもそも、チョコミントというやつが好物なのであった。
アイスクリームのフレイバーとして、小学生の頃に出会って以来ずっと。
時には「えー信じらんない。歯磨き粉の味すんじゃーん」などという罵倒に耐えながらも、頑なに愛し続けていた。
(チョコミントラバーの皆さんは、よく分かりますよね?ね?)

そんな訳だから、このミントフレイバーのチョコの大盤振る舞いは大歓迎。
色々と試しては美味しさに喜び、代償として肥え増やしたりなどする日々を送っていたのだ。

こんな折り、渋谷に仕事に必要な小道具を買いに走る用事が。
滅多に買わないものをようやくドンキホーテで探し、そこから駅へと向かう道。
暑さと探し疲れにすっかりカラカラになった喉を誘惑するように、31アイスクリームの看板が目に飛び込んできたのであった。

思わず喉が鳴る。
女子高生の集団が並ぶ後方に、ひっそりと並んだ。
そういえば、31アイスクリームって入るの初めてかもしれない。
なんて思い起こすうちに、私の順番。
頼むのは当然チョコミントである。

店を出て、その傍らで早速アイスを舐める。
「ああ、これだった」と思った。
ミント味のチョコレート菓子もそれぞれに美味しいけど、私が欲していたのはこの絶対的な冷たさだ、と思い知った。
ミントか効いたアイスクリームという、「涼しい」を具現化したらこういう形になりましたよ、という食べ物。
ガリッとした食感とほろ苦い甘さがアクセントの、チョコレートとのハーモニー。
夢中になって食べた。

とどのつまり、色々と渡り歩いたけど、やっぱり君が一番好き。
しょっちゅうこんなことを言っているような気がするが、青い鳥は近くにいたんだ、みたいな話である。

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