三十路の食卓

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夏が腐敗させる

2012-08-08 11:11:00 | 食雑記
〈7月23日の食事〉
朝:鴨ハムと大葉ジェノバソースのサンドイッチ コーヒー
昼:お弁当(枝豆チーズご飯、鶏肉で酢豚味のアレ、鴨ハムと豆苗のいためもの、ブロッコリー)
夜:バターチキンカレー(ローソンで購入)

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自宅マンションの階段の踊り場にあった貼り紙についつい見入っていたら、遅刻してしまった。
貼り紙の題目は「夏の生ゴミの捨てかたについて」。

そう、夏はなにかというと物を腐らせる。
朝に注意深くビニール袋に入れて捨てたつもりの生ゴミが、帰宅時に強烈な匂いを撒き散らしていたときの絶望感といったら。
ほとほと懲りて、同居人に「ゴミを捨てられる日まで、冷凍庫に保管してはダメか。ちゃんと梱包して衛生面には気を付けるから」と打診するも許可が下りず、困り果てていたところであった。
(だいたいが、冷凍ご飯を出す時くらいしか冷凍庫には用事がないくせに、生意気ではある)

そんなもんだから、藁にもすがる気分で貼り紙を読んだ。
なになに、水気が腐敗を促進させるのだから、とにかく水分を排することが肝心らしい。
…というのは、以前ラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」で聞いて知ったつもりだったが、私の処理法なんて極甘だったらしい。

まず、野菜類は洗う前に皮を剥いたりヘタをとったりすべし。
こうして、生ゴミになりうるものをなるだけ水に濡らさないようにせよ。
いざ出た生ゴミは天日干しにし、水分を蒸発させよ。
その場合、いらないチラシや新聞紙で受け皿を作り、水分を染み込ませるといい。
排水溝や三角コーナーのネットは、とにかく水分を搾り取ってから捨てるがよい。

…簡単にまとめると、こんな感じであった。
確かにこれなら水分が介在する余裕なんてないだろう。

そうと分かれば遂行するべし。
以来、郵便受けに入っていたチラシは全て折り箱にし、生ゴミ用のケースと化した。
特に不動産広告に多い、厚手の上質紙にモノクロで印刷されたのなんて、うってつけ。
水分をしっかり吸収してくれそうだ。
そうして生ゴミを溜めた折り箱は、使わない皿の上に乗せ、窓辺に置く。
半日も置けば、確かにカラッカラになる。

そうしていても、腐敗臭はゼロになるわけではないが、ずいぶん少なくなった。
(排水溝の袋は、見た目的にさすがに干せないので…)
豆知識さまさまである。
それにしても、夏以外はあまり注意しなくてもひどい目に遭わない訳で。
夏の日本の温度と湿度の高さを、今更ながら思い知らされる。

さて、こうした狙いを以て生ゴミを天日干しにしている訳だが、まあ中々にぞっとする見た目をしているのである。
人様に見られた暁には困惑を招くことは必至で、家宅捜査なんかされたらたまったもんじゃないんである。
悪いことは出来ないよなあと思う次第である。

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