三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

あわてて飯を食う

2012-02-10 02:36:36 | 食雑記
<1月26日の食事>
朝:クリーム玄米ブラン・ラムレーズン Market 0のブラウニー
昼:キッシュプレート(+バタートースト、グリーンサラダ、にんじんサラダ、マカロニ)コーヒー ビスケット @キッシュとタルトの店 Seki/飯田橋
夜:親子重 @主水/飯田橋

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この日の夕方頃、気晴らしにネットを眺めていた。
ニュースサイトにリンクされた、興味のあるコラムを。
そこから更に掘り下げて、雑学めいた話を。
地味ながらそれはそれは至福の時間である。

この日読んでいたのは、変な学校給食についてのコラム。
食生活に関する講演会や執筆をされる幕内秀夫さんの著作からの抜粋になる。
子どもを喜ばせるためだけに、見た目だけに工夫を凝らし、栄養バランスや食べ合わせのへったくれもない品々。
たとえば、コーンカップにロールパンを突っ込んだ、アイスクリームを模したメニュー。
アイスクリームが染みてこないコーンカップなんて、ぱっさぱさで食べにくいだろうに。
そんな実在する珍奇な学校給食に笑いながら、幕内さんの他の作品について、Amazonにて更に調べてみたのであった。

Amazonで一つの作品を調べると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」などと、同じ作者の別の作品を薦めてくるものである。
沢山ある幕内さんの著作の中で、ある一つの作品に目がとまった。
「乳がん患者の8割は朝、パンを食べている」である。
がーーーーんと、頭の中で鈍い音が鳴った気がした。

要約すると、パン好きな人は食べ合わせ的にはうってつけな高脂肪食を摂る傾向にあり、乳がんの遠因にもなっている、というような話。
ドキリとした。
朝食を和食のご飯にするときは「頑張ってそうしている」と感じるほど、常日ごろ感がない。
だいたい朝はパンを食べたいし、そもそも私はパンが好きだ。
このブログにもパン専用のタグがあるくらい。

だがパンやパスタといったカムフロム西洋炭水化物が高脂肪食になりがちなのは自明の理であり、こういうものばかり食べていれば、乳がんだけでなく色んな病気の原因になりそうで、なんだか身につまされた思いだ。
おまけに、この日の朝・昼ともに、ザ・カムフロム西洋的なものを口にしているから余計にギクリとした。

この日は前日から事務所に泊まっており、一日の食事をすべて外食や完成品の買い出しでまかなう必要があったのだが、夜はあわててご飯メニューにした。
これで「貯金」がチャラにできた訳ではないが、全くやらないよりは遙かに精神的に楽だ。

幕内さんの著作には、ほかに「夜中にチョコレートを食べる女性たち」というタイトルの本もあるようで、こちらもドキリとした。
前の日に夜中まで仕事をしていた関係で空腹がたたり、午前3時くらいにポッキーを一箱食べきったのである…いや、非常時のように語っていますが、何もなくても結構夜中にチョコレートを食べている。
作品に寄せられたレビューによると、「フラストレーションの溜まった女性が甘い食べ物に傾倒していき、依存症に陥っていまう」といった内容らしい。
これまた身に覚えありの案件である…。

当たり前のことだが、人は食べたもので体が作られる。
自分の体を生かすも殺すも自分次第だ。
「自愛」とは、それを気にして日々を営むことなのだろう。
まあ、「〇〇しなきゃ」が、負担にならない程度にね。


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