三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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ルーティンをぶっ潰せ!

2013-03-29 14:30:09 | 食日記
<2月17日から23日までの食事の写真と行動>
※メインの写真は17日のもの

「今が面白くない、すぐにストレスを感じる、苛々しやすいというのは要するに自分の世界が狭まってる証拠だと思う。
人間日々何らかの変化を感じていないと、感性とか感情とか、脳の色々なとこが麻痺する。
放っておくと疲労感ばかり鬱積して発散もできず、無気力化する。
ルーティンは人生の敵である。」


少し長くなったが、引用させていただいた。
Tumblrで流れてきた言葉である(元はtwitterにあった言葉のようだ)。

胸に刺さった。
身に覚えがあるからだろう。

今回は、「いつも通り」に飽き飽きした私が、変化を求めて少し奮闘したという話である。

17日。
新しい皿が欲しいと思った。
今までは持っていなかったような、色や柄が眼に鮮やかな、平たいものを。
朝食にはトーストを食べる事が多いから、まずは朝から「いつもと違う」を感じたい。

そこで行ったのは、谷中にある「ダイザワガレリア」。
古い生活道具などを扱うお店である。
古道具屋ゆえ、今ある商品は次回はないかも…という宿命にあるわけなのだが、お伺いするたびに何かしか買って帰ってしまう。
置いてあるものが好みなのだ。

して伺えば、好みであるうえに、当初目的にも沿った皿が目白押し。
「誕生月だもの、仕方ない」と自分を甘やかして、買ったさ5枚も。
これで5000円以内に収まるのだから素晴らしい。
それからというもの愛用し、朝から晴れやかな気分で過ごせている。

尚、ダイザワガレリアは現在休業中。
春にはリニューアルオープンとのことで、今から楽しみだ。





20日。
通勤ルートも、いつもと変えてみようか。
そんな訳で、奥沢のパン屋さん「アルチザン・ブーランジェ・クピド」へ。
事務所とは逆方向へ、家の最寄り駅から一駅分。
ささやかな旅である。

買ったものは昼食にしたのだが、美味さに眼を見張ったのはチョコレートのパン。
ココアが練り込まれた生地の中や表面に、チョコチップがびっしりと。
固めの生地にチョコチップという組み合わせは意外な事に初めて食べたが、とてつもなく美味かった。







23日。
一人で過ごす休日。
昼過ぎまでのんびりと家で過ごしたあと、夕方頃、急に思い立って出かけた。
何をしに、といえば地下鉄に乗りに。
手にしていたのは、酒井順子さんの「地下旅!」である。

(主に)東京の地下鉄の路線とその駅に関して書かれたこの本を、地下鉄に揺られながら読もう!と思い立ったのだ。
行き先は北千住だったのだが、確たる理由はない。
普段は使わない路線で、なるべく遠くに行けるところ…という条件に、北千住が合致したのだ。

降り立ったあとは、喫茶店に入ってケーキを食べながら読み物や書き物をして、本屋や雑貨屋をひやかして…と、やっている事は普段と一緒である。
なのに、初めての街だというだけで、こうも新鮮なのか。

この旅の最後は、同居人とよく行っていたカフェバーに、一人で行って飲食するというもの。
それだけなのに、何だろうこの特別感は。
充実して一日を終えたのだった。

…と、この期間の中で変えた事・やった事は、いずれもささやかである。
旅のつもりでいても、県境すら超えていない。
けれど、確実に私の気分を変えたのだった。

これだけでも変わるのだ。
ならばどんどん変化を取り入れてゆこうと決意したのであった。



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