三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

だめなカレーというものもあるのだ

2013-03-28 10:20:22 | 食日記
〈2月11日~13日、15~16日の食事写真とあれやこれや、メインの写真は11日のもの〉
もう3月も終わりだというのに、まだ2月中旬の話なのでね…まとめますよと。

さて、今回の議題はカレーである。
この週から月末にかけて、カレーの頻度がやたらに多かった。
元来好きだけど、欲求以上に食べている自覚がある。
何故か。
そんな話である。

まずは、11日。
市販のルーを使ってカレーを作った。
具は鶏肉にナスにキノコ類といった面々である。
失敗しようがないだろう。
ところが失敗したのである。
ことの次第はこうだ。



9日、平穏ならぬ腹を抱えながら読んだ本。
一人暮らしをしている人のお宅にお邪魔し、料理を振る舞ってもらうという趣旨の本だったのだが、中にこんな料理を作った人がいた。
トマト缶とココナッツミルクと具の水分だけで煮込んだカレー。
実に美味そうではないか。
その瞬間には、作ろうと決めていた。

問題は、これはレシピ本ではないから、トマト缶とココナッツミルクをどういった分配でどれくらい入れるのか、全く分からなかったこと。
けど、どうにかなるだろうと始めてしまったのが運のつき。
それぞれ300ccほどの缶を用意したのだが、水分は全然足りない。
トマトジュースで補ったが、それがまずかった。
出来上がったそれは、材料の半分以上がトマトで出来ているだけあって、ほとんどハヤシライスであった。
不味くはないけど、これはカレーではない。
ましてや、意図していたものとは程遠い。

翌日、残ったそれにエスビーのカレー粉を大量に入れたら、どうにかカレーのようなものになった。
だが、そもそもカレーのルーを使っているのにカレーにならなかったって、私が作ったのは一体何であったというのか。

この敗因は、トマトとココナッツミルクの配分ミスであろう。
甘くなるのを恐れてココナッツミルクを出し惜しんだが、砂糖のような甘さを持つわけではない。
出来上がりにココナッツの風味は殆どなかったのだから、もっと入れても良かった。



また、さる弁当屋で買ったイエローカレーが、恐ろしく不味かったのである。
ルーがやけに水っぽく、味が薄い。
ごはんの炊き加減もやけに水っぽく、私が今口にしているビシャビシャなものは、果たして何だろう…と悲しくなるほど。
美味しいカレーを作れなかったからこそ、美味しいカレーでお口直しと勤しみたかったのに。
二度悲しくなったのであった。

翌週、くだんの弁当屋で、いつも頼んでいる方のカレーを買った。
このお店は通常二種類カレーを作っており、レギュラーメニューの方は間違いなく美味しく、好きなのだ。
だからこそ、不名誉な印象のままで終わらせたくないではないか。
ところが、蓋の閉まりが悪く、事務所に戻った頃にはカレーがこぼれ出て、袋の中がビシャビシャになっていたのであった。
どこまでビシャビシャでいれば気が済むのか。
お店に新しく入ったとおぼしき人が、やる気なさそうな態度で詰めていたから、その地点で注意すべきであった。



それを経ての、何度かのインドカレーなのであった。
職場の近くに、確実に美味しいと信頼できるインドカレー屋があって、本当によかった。
これで本当にお口直しである。



私はこのブログではお店の悪口をなるだけ言いたくないと思っている。
いらついた気持ちやマイナスな言語など、至らなかったときの自分に対して表現すれば、それで十分だ。
が、くだんの弁当屋は腹に据えかねるものがあったので、もう行かないと思う。
こんな締めでごめんなさい。

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