三十路の食卓

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夫婦と対話

2013-01-16 21:49:47 | 食雑記
〈2012年12月20日の食事〉
朝:カボチャとチーズのトースト コーヒー
昼:お弁当(白米、ウィンナー、絹さやの卵焼き、もやしと白菜の和え物)
夜:スパゲッティ・ナポリタン @パスタの店 SPIGA/飯田橋

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なんだかなあ、と思った話をしよう。

ある男性がいる。
名前はTさんとしよう。
彼には妻がいたが、長きに渡って折り合いが悪く、そんな時に仕事で出会った人妻Xさんに恋をしてしまう。
XさんもTさんを好きになり、それから程なくして、それぞれともに離婚。
機を待って入籍し、今は二人にとって初めてとなる子供も生まれ、穏やかに暮らしているという。

ここまでは、まあある話だ。
私が何だか釈然としないのは、次の話である。

彼にとって元妻であるYさんは、作る料理の栄養バランスが悪く、また掃除嫌いであったため、Tさんのアトピーが悪化したらしい。
今の奥様Xさんは、栄養バランスを考えて料理を作り、また綺麗好きなため、Tさんのアトピーはだいぶ良くなったらしい。

全部、Tさん側の知人から伝え聞いた話である。
直接見聞きして、Tさんの口から漏れるニュアンスを感じ取った訳ではない。
だから、実際にはそこまでひどくは元妻の事を言っていないのかもしれない。
二人の女性の性格も知らないし、家事以外の労働状況も知らない。

けど、何だか悲しいなあと思ったのだ。

関係が破綻したら、悪口ばかりが生まれたことに。
現妻を褒め称えるために、結果的に元妻を落とす言い方をする彼に。

料理や掃除に不満があるなら、もっと対話すればよかったじゃないか。
気になるなら、時には自分でやればよかったじゃないか。

そもそも、料理も掃除も、するのは妻じゃなきゃいけないのだろうか。
私はフェミニストではないけど、そういう根本的な部分にも思いを馳せてしまう。
前述の通り、夫婦の家事分担については聞いてないから、一つのエピソードからの感想であるが。
でも、もし料理と掃除は妻の担当だという分担制だったとしても、やっぱり話し合えばいいじゃんと思ってしまう。

何度も言うが、Tさんには一度お会いしたことがあるが、元妻・現妻ともに知らない人である。
それなのに何故、元妻の肩を持ちたくなるかって、同じようなことを言われたら黙っちゃいられないと、自分の身に置き換えてシンパシーを抱いてしまったのだろう。

以上、笑い話として語られたけど、苦笑するしかなかったあの時の私の分析である。

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