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〈2月10日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー
昼:ゆかりごはん 豚汁 油揚げを炙ったもの
夜:ごはん 豚汁 鰆の塩焼き
-----------
スーパーでその姿を見たときに、深く懺悔したのであった。
ことの始まりは、1月に飛騨高山に行った直前に、安野モヨコさんのエッセイを読んだこと。
それには、お気に入りの調味料として「飛騨山椒の山椒」と書かれていた。
飛騨山椒という名前であらば、飛騨にあるメーカーなのだろう。
ならば、高山にも売っているのではなかろうか。
よし、高山で見かけたら買ってこよう。
高山行き直前で知るとは、なんてよいタイミング。
今まで山椒を買って使ったことはないし、いいきっかけになるんじゃなかろうか。
天啓を受けたような気持ちになって高山の街を歩けば、果たして「飛騨山椒の山椒」はあったのであった。
緑色の小さな缶。
挿絵と同じだ、間違いない。
お店の女性は、「京都で使われている山椒の7割が飛騨産なんですよ」などと嬉しそうに話しながら、缶を包んでくれた。
誇りの品ということだ。
期待に胸が高まる。
賞味期限は開封から半年、その間は冷蔵庫で保管してくださいね、というアドバイスも受けていたから、開けたときに日付を書いたテープを貼って、準備も万端。
炙った油揚げに醤油を垂らしたものの香ばしさに、山椒はピリリと効く。
大人の味だ。
美味しいなあ、買ってよかった。
ここまでは何の問題もない。
問題はその後、スーパーに立ち寄ったときのこと。
胡椒の瓶を、眺めていたのだ。
たいていのスーパーでは、スパイスや調味料の類いは一ヶ所にまとまっているから、山椒のコーナーも近くにあった。
そこに目をやると、緑色の缶…飛騨山椒の缶なのであった。
実を言うとその前、高山から帰って缶を開けるまでの間に、KALDIでも見かけていたのだ。
もしや、どこにでもあるメジャーなものかも…とそのとき嫌な予感がしたのだが、とはいえKALDIといえば珍しい食品を扱うお店。
たまたま扱っているだけで、そうそうは売ってないかもしれないじゃないか…という期待も崩れた。
一般的なスーパーにあるというなら、それは取り立てて珍しくはない商品ってことである。
それをわざわざ旅行先で…。
もっとまずいのは、お土産として送ってしまったことである。
しかも、店員さんから聞いた話やら、安野さんのエッセイの話やらを書き添えて。
その行間には、ドヤ顔がにじみ出ていたことであろう。
あー恥ずかしい。
(安野さんの名誉のために付記するが、あまり出回っていないけど美味しいものとして取り上げておられた訳ではない。
私が勝手に珍しいものだと勘違いしただけである。)
まあ、私の「山椒素人」っぽさが窺えようというもの。
ものとしては素晴らしいから、救いであった。
朝:ピザトースト コーヒー
昼:ゆかりごはん 豚汁 油揚げを炙ったもの
夜:ごはん 豚汁 鰆の塩焼き
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スーパーでその姿を見たときに、深く懺悔したのであった。
ことの始まりは、1月に飛騨高山に行った直前に、安野モヨコさんのエッセイを読んだこと。
それには、お気に入りの調味料として「飛騨山椒の山椒」と書かれていた。
飛騨山椒という名前であらば、飛騨にあるメーカーなのだろう。
ならば、高山にも売っているのではなかろうか。
よし、高山で見かけたら買ってこよう。
高山行き直前で知るとは、なんてよいタイミング。
今まで山椒を買って使ったことはないし、いいきっかけになるんじゃなかろうか。
天啓を受けたような気持ちになって高山の街を歩けば、果たして「飛騨山椒の山椒」はあったのであった。
緑色の小さな缶。
挿絵と同じだ、間違いない。
お店の女性は、「京都で使われている山椒の7割が飛騨産なんですよ」などと嬉しそうに話しながら、缶を包んでくれた。
誇りの品ということだ。
期待に胸が高まる。
賞味期限は開封から半年、その間は冷蔵庫で保管してくださいね、というアドバイスも受けていたから、開けたときに日付を書いたテープを貼って、準備も万端。
炙った油揚げに醤油を垂らしたものの香ばしさに、山椒はピリリと効く。
大人の味だ。
美味しいなあ、買ってよかった。
ここまでは何の問題もない。
問題はその後、スーパーに立ち寄ったときのこと。
胡椒の瓶を、眺めていたのだ。
たいていのスーパーでは、スパイスや調味料の類いは一ヶ所にまとまっているから、山椒のコーナーも近くにあった。
そこに目をやると、緑色の缶…飛騨山椒の缶なのであった。
実を言うとその前、高山から帰って缶を開けるまでの間に、KALDIでも見かけていたのだ。
もしや、どこにでもあるメジャーなものかも…とそのとき嫌な予感がしたのだが、とはいえKALDIといえば珍しい食品を扱うお店。
たまたま扱っているだけで、そうそうは売ってないかもしれないじゃないか…という期待も崩れた。
一般的なスーパーにあるというなら、それは取り立てて珍しくはない商品ってことである。
それをわざわざ旅行先で…。
もっとまずいのは、お土産として送ってしまったことである。
しかも、店員さんから聞いた話やら、安野さんのエッセイの話やらを書き添えて。
その行間には、ドヤ顔がにじみ出ていたことであろう。
あー恥ずかしい。
(安野さんの名誉のために付記するが、あまり出回っていないけど美味しいものとして取り上げておられた訳ではない。
私が勝手に珍しいものだと勘違いしただけである。)
まあ、私の「山椒素人」っぽさが窺えようというもの。
ものとしては素晴らしいから、救いであった。
私は山椒は一味とセットで使う事が多かったのですが(一味足りなくて) ですがこの山椒は香りもですが味もとても良いので単品で使用しています!
クックパッド参照で山椒と醤油とおかかのおにぎりは大人の味。花見で好評でした。これからは、鰻と鱧の季節が来るのでまた楽しみに使いますねー。
(ありがとうございました)
関西になかったと聞き、ちょっとほっとしてしまいました(苦笑)
東京は、色んなものが揃うことについて、頑張りすぎなのかもしれませんねー。
その辺のお店になくても、県ごとのアンテナショップが沢山あるし。
それにしても、山椒×醤油×おかかのおにぎり、美味しそう!
今度やってみます♪