ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州の山荘小屋、建替えの記 E  着工準備

2010-08-05 17:59:56 | 信州日記
 着工前最後の詳細打合せをしながら女房に移築前の古民家を見せようと、10月初めにまた工務店社長と上田の古民家を訪ねる。またこの際と今度使いたい照明や建築用部材などで家にあったものや買い足したものを持ち込み、どこに使うかイメージしておいてもらうようにする。
 照明では横浜で使っていたのだがソケットが古くて故障し、しばしお蔵入りしていたシェードが沢山着いたシャンデリア風照明(冒頭写真)や、買置きの透明ガラスと針金で面白い形に造った笠の電灯は吹抜に合いそうだし、骨董市で最近買った壁付切子ガラスの電灯もレトロにピッタリと納まる場所が見つかるだろう。
          
             アンティーク照明用ガラス笠            切子ガラス玄関灯
 照明器具以外にもこの山荘に使える手持ちのものはいくつかあって、いろいろ使い道を考えたり、工事期間はまだ長いことだからと建物に組み込んで遊べるこれはというもの探すために、せっせと骨董市などを漁ることもした。栓の木のオイルフィニッシュしてある無垢板は一箇所に穴があってあまりにも安かったから買っちゃって置いてあったんだけど、その穴をもっと開けて洗面陶器を嵌め込んで洗面台に使えば立派に見えるぞと、そこに据える丸い陶器の鉢はこの計画中に旅行した常滑の穴窯で焼いたものを購入することとなった。
                常滑焼洗面ボール
 また昔、僕のお袋が洗い張りに使った桐の板なんて、処分するのが勿体ないとわざわざ横浜の駐車場の片隅に持ってきて保管していたのが、ここで活きることになりそう、台所上部の棚にでもしたら良いだろうかと。
 予定している囲炉裏には、以前から軽井沢にあったテーブル型嵌め込みのものをはずして床に埋め込んでもらい、今回持参の厚板で枠を作ってもらおうとか。骨董市で買ったままになっていたステンドグラスは高窓に嵌め込み、娘が学校の工作で作った小さなステンドグラスなんてものやレリーフなんぞも女房が保存してあって、内部の扉にはめこんで使うようにしようと次々に注文が増えちゃう。
     
     以前に使っていた囲炉裏組込テーブル         今様風な明るいステンドグラス
              
        娘はミッション系の学校だったのでこんなものを工作で作ってきていた
 さらに蔵の内戸やもう一つ欲しい和風色付ガラス笠のランプの手配は山形で旧知の骨董屋の親父に頼んでおいたし、完成した暁には室内の壁に飾る版画類をもうかなり貯め込んであるし、なんて楽しみがどんどん出てきましたねぇ。
         
         畦地梅太郎(サイン無)の葉書大の版画をいくつか額装して
 事務所に午前中に到着、台所などの細かい棚の配置などはある程度工事が進んでから女房に現地を見させて決めることにしてその他のあらましを決定、いろんな僕の楽しい要望には社長もそりゃぁ面白いと乗り気になってくれましたよ。さてそれでは上田の古民家を見ようということになれば、社長が今日は新旧の持主になる両家との一献の席を準備しましたからという思いがけない申し出に、ここまで段取りされていたんじゃ断れません。今回の先方訪問ではかなり片付けが進んでガランとしてきた古民家をしばしの見学、改めてかなり広いなということを実感。その後はまずはお茶と言うのを社長すぐさま一杯といきましょうやと上田中心街にある工務店で内装を手掛けたという居酒屋に直行。
 予約していた居酒屋は夜の開店前の準備中の看板、昼は社長の特別予約だったようで我々だけが客で3階の座敷二間の片方に通される。やはりここの内装は古い黒ずんだ丸太を屋根裏に見せて古民家の座敷らしい雰囲気を出している。こちらのテーブルは今僕が今度の建替内装のアクセントにと探している蔵の内戸に脚を付け、竪格子にはガラスを乗せた大テーブル、それを囲んで社長自らが早朝4時に山に入って採ってきたという松茸をメインの酒盛となり、総勢5人で立派な国産松茸を久し振りに堪能、真昼間から酒は各地の地酒や焼酎から選んで次々とやらかし、話もはずんで帰りの運転は女房に任せ、大いに酔っぱらって道中ほとんど居眠りして後で怒られることに相成りました。

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