ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

5月信州滞在中のランチ 後半

2013-05-16 16:10:03 | 信州日記

 後半は中華屋さん以外の店でランチしたところをということでまず最初は天ぷら屋さん、軽井沢の追分にある旧油やで骨董市が開催された日に本当はトンカツの侘助でと思っていたのだが定休日ということで、それでは骨董市は早めに切り上げて混まないうちにと追分の分け去れの少し先にある天ぷらのきどぐちに変更、こちらは軽井沢では良心的な観光値段じゃない天ぷらを食べさせてくれるので地元客が多くて、満席で待たされるということがよくあるですよ。

 カウンター席に座れたら目の前での揚げ立てを次々にと食べられるから天ぷら定食にしたかったのだが、もうテーブル席だけだったので天丼800円を二人とも注文。御主人は銀座天國出身で暖簾分けを許されたらしく、店内には天國の看板が掛けられているのだが表に名乗る店名はきどぐちと、これは本名でしょうかねぇ。並天丼の中身はキス、エビ、イカ掻揚となっていて衣は柔らかめのスタイル、野菜はサラダでどうぞとなっている、このサラダは大根の桂剥きを千切りしているのを見たことがあり、その腕前は見事なものだ。それと漬物の中の軽い糠漬けしたらしい白菜がいける、糠漬け嫌いな僕が美味しいと思うんだから漬物はこれだけにして欲しいぐらい。更に食事の終わりがけに改めて最初よりは濃い目のお茶が出てくるというのはご丁寧な、忙しく働くのは奥さんらしい、有難うさんねと出てきて駐車中の車ナンバーをみたらやはりほとんどが長野ナンバーであった。

                          きどぐち

                               並の天丼

                            

                             味噌汁と漬物、白菜漬が美味しい        食前と終わりがけにお茶が

 上田から移転した侘助についてネットで調べたらブレークしそうという書き込みがあってあのシェフならと納得、それでは平日の開店直後をと思っていて火曜日は定休だったのでその翌日に早速にも。店は新しいから上田時代よりもちょっとオシャレに、でも席数はテーブルが三つにあとはカウンターとなっていてキャパシティーは少な目で、夫婦二人だけできりもみしているからこの程度でということだろう。我々が入店したら奥さんはアレッというような顔で見知った客だと分かったようですな。開店直後だったのにそれでも先客があって昼間からアルコール類をやっているグループが一卓を、さらに二つのテーブルを繋げた席が予約らしく既に前菜などが並べられていて、すぐあとに上田から移転後に最初に訪れたらしい老人グループがシェフと久しぶりと話しかけながらテーブル席は占領されてしまった。カウンター席は我々が最初だったがすぐに客が入ってきて12時前で満席状態に、あとからのカウンター客には料理が少し遅れますがそれでもよければと、皆さんお行儀よく待つそうで、やはりもう人気店になっていますなぁ。メニューはとんかつが主体ではあるが、店内の黒板でも本日のアラカルトメニューがあって、フレンチ風や和風と旨そうなものがいろいろ、最初のグループはそれらで酒を飲み、仕上げもその中から注文しているらしいから料理の手間が大変になるわけだ。途中でコース料理なのかの予約TELがあったらしく、今日はデザートは無理とシェフが叫んでいたからこれは特別メニューがあるのかも、夜の部についてはまた詳しく聞いておこう、ここなら山荘に近いから夜でもいいからね。我々は最初ということで定番メニューでサッサと食べて切り上げようと、僕は名代かつ丼850円、女房は欲張ってヒレかつ定食1200円を、この値段は上田時代よりは高くはなっているものの大きなアサリの味噌汁まで付いて軽井沢では実に良心的、ヒレかつなんてボリュームがあって女房はご飯は少な目にしたのに食べきれないと僕が手助けすることに。帰りがけに女房はシェフに近くなったからこれからはちょくちょく来られるわなどと、しかし我々以外は全部地元客や移住した人達のようで夏場には混み合うことは必定、上手に時間帯を選ばないといけないでしょうな。

                          侘助

                          かつ丼も食べ出がある

                ヒレかつ定食

 長野のアイヌ刺繍展を開催したねこぽぽテラスというのはカフェ兼ピザハウスということで、11時開店直後にやってきたからには当然ここでということになった。この日は通常は定休日と言うことであったが、主にこの展示の関係者にということで都合をつけてもらったらしくアイヌ刺繍教室の皆さんも勢揃いして、広い庭園内の一郭にあるパーゴラ風の建物の中の無垢材一枚もの大テーブル席で、ピザとサラダとソフトドリンクがフリーという1200円のランチを。この店は長野でもかなり田舎というロケーションにある個人の住宅だったところを改装してカフェレストランにしたそうで、山野草も咲く広い庭が売り(冒頭写真)、ピザ窯も新しく作って皆さんの食べ具合を見ながら焼き上げてくれる。ここのピザはナポリピザとは違って薄い生地でパリパリというものなので、大きさの割にはペロリといける。中ではネギと削り節のピザが和風醤油味でなかなかに旨い、ネギは自前の畑から採りたてだそうで、もう少しすると筍が出てきてそのピザは特にオススメだそうだ。車を運転しない人はソラマメでビールが進むと、ノンアルコールビールをと飲んでいるのもいたが僕はこういう時は我慢します、昼にチビリとやるよりも夜にタップリというほうがいいからね。

                          中央がねこぽぽテラス入口

                             ピザ窯

                          この奥に大きなテーブルが

              ピザは大きいが薄いから一人でも食べきれる

 今回の滞在の最終日は御代田のカタヤマで横浜に帰っての夕食の惣菜を買うのと、佐久のteteに予約しておいたパンを受け取りがてらに昼はジンガラに。ゴールデンウイークも過ぎての平日であれば観光客はほとんどいないから12時でも席の余裕があり、スンナリと窓からの景色もご馳走のカウンター席に座れた。この日はやや霞んでいて遠方のアルプスの白い峰々は見えなかったが浅間山は目の前に、蓼科山の白い頂もややぼやけながらも浮かんでいる。ここではいつもピザとパスタから一つずつ選んで二人で取分けることにしているのはピザ二つだと我々には多過ぎるから。この日はランチセットのマリナーラ・スペチャーレ1000円とアサリと万願寺唐辛子のパスタ1200円を注文したが、5月のサービスというレバーのパテが付いてきてこれがリッチな味で少し食べ過ぎとなってしまった。あとでパテは夜のメニューにあるのかと聞いたら、夜はあれでワインをどうぞだと、確かにワインにはピッタシではあるな、でもそうなると〆のピザなどはハーフでということにしてくれますかな。

 

                         ジンガラ入口  

                         この日の窓からの景色はやや霞んで

                          セットのサラダとコーヒー

                                   5月のサービスというレバーパテ

                                マリナーラ・スペチャーレ

                           アサリと万願寺唐辛子のパスタ


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