2年前から信州滞在中に金継工房に月一程度で通うようになって、今月の前半にもその佐久の工房に、その日の作業は欠けとニューと言われる細いひび割れの直しでしたが、初めての細いところの直しは繊細で僕には難しかった、冒頭写真は前回に金を入れて完了したもので、金継ならぬ実際は金繕いとなります、欠けた部分の修復だけですがこれらはまずまずの出来ではないかなと。
毎回2時間ほどの作業となっていますが、ゴム手袋をしていてもサンドペーパー掛けしていると何故かいつも破れてしまって、二日後ぐらいからかゆみが出てしまう、かぶれたわけですが2週間ちょっとで皮がむけて直るぐらいなら漆に対する抵抗力が強い方だと、厚めのゴム手袋を自前で用意しようかな、でも細かい作業はしずらいかなぁ。
とにかく本漆の扱いは本職じゃないと難しい、専門の工房でやるのが一番です、麦漆はシッカリした扱い保管をすれば一ヶ月ぐらいは持つということだが、個人が一回で使うのはごく少量で、そのたびに調合したり粘度調整したりするのは大変そう、もし素人が自前でというなら同好の士を集めてやらないと漆が無駄になってしまうでしょうから。
話変わって次の写真は、金継から帰ってきた僕を出迎えたゴン太です、正座までは出来ませんがお行儀よくお帰りなさいと。