ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

みちのく桜巡りの旅 その2

2009-05-01 10:28:35 | 旅日記

 朝日新聞がこの時期に夕刊読者サービスで募集する格安団体パック旅行、昨年は北海道で今年はみちのく桜紀行ということで続けてまたも参加しちゃいました。

 2泊3日で行先は中尊寺、北上展勝地、十和田湖畔温泉泊、奥入瀬、弘前、田沢湖、角館、鳴子鬼首温泉泊、鳴子峡、最後は仙台自由散策という前半2日間は超強行スケジュールを忙しく回ったものの、桜は狙い通り、このあとの出発を選んでいたらもう盛りを過ぎちゃおうという状況でいい日程を選択できましたね。

第一日目 24日(金)

 団体さんが集められる東京駅八重洲北口に早朝7時半集合ということで、4時に起きて愛犬の散歩も済まし6時には我家を出て約1時間、小柄な女性添乗員にチェックを入れて集合場所近くのスターバックスコーヒーで一服。

 新幹線はMAXやまびこの1F席でこういう格安団体旅行では定番、外の景色はほとんど見えませんが郡山でバスに乗換えだから車内のトランヴェールなる雑誌を読んでいれば佐渡に行った時ほどは退屈することなく、まずはみちのくに第一歩を踏むこととなる。観光バスはその会社名もそのままのみちのく観光で目立つ赤い色の車体、これなら駐車場でもすぐ見付かるな、バスガイドさんはやはり超ベテランさんで最近は若いガイドさんは見かけなくなりましたね。ここから一気に高速道経由で走って最初の観光場所である中尊寺に向うが、もっと先まで新幹線にしたほうが早いと思うのに旅行会社の費用計算だとこるが安上がりなのかなぁ。

 中尊寺はもう20年近く前から二度目の見物、山内は当然ですが下の観光客目当ての店などもそんなには変わりない感じ、以前に入った秀衡塗の翁知屋もそのままに残っている。このあたりの桜はもう葉桜で枝垂や八重だけはまだ満開の名残を残している、これなら秋田や青森は調度いい頃でしょう。境内に入ってこれも恒例の団体写真撮影を済まして金色堂、白山神社能舞台、宝物展示の讃衡蔵までゆっくり回れば、あとはスミレやショウジョウバカマが咲く参道沿いに本堂や点在するお堂のいくつかを駈足で見て町営駐車場まで戻り昼食タイム。(冒頭の写真は参道途中からの衣川方向の景色である) 蝋人形館を併設の夢館なる施設でオプションのひっつみ定食なるもの、世間一般にはすいとんのことですね、これに蕎麦や御飯が加わる炭水化物攻めに15分で立向かう。食後はすぐに次の目的地にということで、近くにある平安風庭園遺構を残すことで有名な毛越寺は素通りしてしまうのは残念でした。

    金色堂の鞘堂

    ひっつみ定食

 みちのく三大桜名所では新手となる北上展勝地には我々は初めて、北上川沿いに2km続く樹齢80年の桜のトンネル並木、満開をやや過ぎてはいたもののこの日はまだ見事と言っていいでしょう。しかし出店テントは食べ物屋がズラリ、レストハウスのお土産などもピンとこない、遠方からの観光客にもっとアピールするものを置きましょうや。道路の反対にはイチリンソウが群生して花を咲かせているものの、こちらは整備していないほったらかしだから眺める輩は全くいない、こういうのは土地の人には当り前の光景なんでしょうか。その奥に向って古民家を集めたみちのく民俗村なる東北一の野外博物館の案内表示看板で桜の時期をはずしたらこちらがメインでも、北上には泉質が素晴しいという夏油温泉もあるからまた別途計画しなくちゃね。

    北上展勝地

 ということで第一日目の観光はこれだけで本日の宿がある秋田青森県境の十和田湖畔温泉まで、長い岩手県縦断バス走行は天気も良かったから雪山を眺めながらの旅となる。ここまででも福島県では安達太良、吾妻連峰、宮城県では蔵王が眺められたが、岩手県は遠野の早池峰も遠望しつつ栗駒から焼石山系、そして独立峰の岩手山が見る方向で山容を変えながら続くので飽きない。八戸道と別れてしばらく走って高速を降り、秋田県側の山に入って発荷峠を越えれば十和田湖が現れ和井内の地名看がある湖畔に降りて、すぐに県境の秋田県側にある本日の宿湖秀亭にまだ暗くならない6時半に到着。今回の団体ツアーはバス2台で我々は湖秀亭だがもう一方は青森県に入った休み屋にある同系列のホテル十和田荘だそうだ。向うはロビーにねぶた飾りがあるそうだが、こちらは竿灯があって秋田を強調、となると同じツアーでも宿の食事内容は違っているのかな。

    湖秀亭ロビー

 この宿は休み屋からは5km離れているそうでポツンと建つ3階建のホテル、外観は地味だが内部はロビーが大きいし宿泊部屋も二人には余裕の広さで、こういうパック旅行では有りえないと言ってもいいのでは。食事も鍋はきりたんぽ、それに稲庭うどんが出てきたから秋田を意識させてくれていますね、量の方もこれまた有りえないという品数で御飯なしで腹一杯と相成りました、ご馳走さん。但し、和井内貞行がこの湖での養殖に初めて成功したアイヌ語でカバチェップ、十和田湖名物の高級魚ヒメマスではなくてニジマスのお刺身でしたが。温泉のほうは大浴場は広いものの露天やサウナは無しで眺めも芳しくない。また泉温が34.8℃で沸かしているからか夜は12時までで朝も6時からの利用というのがいけません、夜はまだよしとしても朝早い出発だとゆっくりと出来ません、それで7時40分出発の我がツアーの皆さん朝は5時半には入っていましたけどね。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩塩化物炭酸水素塩泉でツルピタという感じの湯である。

 


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