二科会時代には東郷青児に次ぐ存在だったという大沢昌助のリトグラフ、S.O.のイニシャルがあって110/110となっている女性の絵は笠間匠の祭りで買ったもの、買った時には作家名は聞いていたが経歴は後で調べた、まだスマホは持っていなかったので今なら事前に検索調べするだろうけど。
明るい色使いでシンプルな構図、どこか垢抜けしている絵で、こういうのはリトグラフに向いているね、作者の経歴を調べたら父親はかの東京駅設計の辰野金吾に学んで東京芸大の図案科の教授となり建築学科の基礎を創った人で、福沢諭吉一族とも連なる人だったと書いてあった、その息子だからでしょう、育ちが良いのが絵に表れていると思われませんか。
額装からしてこういう軽い絵は居間にいくつか並べて架けておいても騒がしくないからいいよね、こういうものは確かなものでよっぽど気に入った例外を除けば、額入りでも1万円以下でなければ買わないから、怪我は少ないと思っている、でも我家では飾る壁の容量がなくなってきてしまったので今はもう買いませんが。
2009年7月からの再掲です、バブル時代の名残みたいなものでした