KTM・ファンティックの茨城県正規代理店 モトビルド神原

国内4メーカー・輸入車取扱。ワンメークパーツご相談を。オフコース有り。*当分毎週火・水曜日休みます

自分の轍(わだち)はどこへ

2011-07-08 12:13:46 | イベント・キャンペーン
ジャーナリスト松本ミチハルさん主催の10日の復興支援へご参加いただく皆様、当店より心ばかりで恐縮ですが コースにてトン汁お出ししますので お箸とお椀をなるべくご持参下さい。 昼食・飲料は各自持参をお願いしております。ごはんを握ってお持ち下されば トン汁には具をなるべく詰め込んでおきます!!


さて先日当店のお客様が一足早く物資を届けてくれました。
シンボルフラッグ、お持ちいただいてありがとうございます。
 
「今 愛の轍(わだち)をこの地上に」と書かれており チャリティステッカーにもなっております。
初めて目にした時 このキャッチコピーは松本さんが考えたのかな、けっこうロマンチストだな、と思いました。そしてこの文字を いま一度よく味わうことを その時はしませんでした。
 筆が赴く方向と生み出す重力を必死にコントロールされているような表象。文字が抜けて行く先端に現れた 意図されなかったであろう軌道。作品が生まれる経緯をお聞きするに及び、優しく温かい、それ以上のことを感じるようになりました。
 この文言は書道家石原紫苑さんが創作されました。石原さんは昨年9月車に轢かれる事故に遭い 命ともいえる大事な利き腕を含む損傷で半年間入院なさいました。もう書けないかもしれない、という状況でこの復興支援活動を知り 勇気をふりしぼって半年ぶりに筆を執り 1回で書き上げた、そういう文字だった・・憎し車輪、そう思われても致し方ないのに。
愛の轍(わだち)をこの地上に、そして付けていくのは自分。
主語は“自分”である、そこははじめからピンと響きました。
「がんばって下さい」ってなんなんだ、主語は被災した方々、むやみに言えない言葉。「がんばろう日本」ってなんなんだ、自分の家が流されても「がんばろう日本」、そう思うだろか?頑張ろう自分、頑張ろう家族、頑張ろう故郷、とコミュニティで思うのが精一杯であって ダメージの少ない人々の言葉。  いや、重々承知しております。どんな言葉であろうと人々は支援に繋げ 何もしない自分より遥かに尊いと。 
ほんのわずかでも被災地にむけ 自分が動く痕跡を。
そんなことをこのシンボルフラッグに想いました。