毎年、当然のごとくこの日がくる。
ほとんどのメディアが大々的に特集し、多くの人々がそれぞれに感慨を抱き黙とうを捧げたであろう。
筆洗という新聞のコラムに「忘れてはならないというのは、忘れられる状況にいるということ」とあり、また「震災を過去のことではなく、明日の出来事ととらえなおすべきではないか」と書いてあった。
同感するし、深く受けとめつつ自分はどう考え生きていけるのか沈思黙考。
いろいろ書きたいことがある。
また心痛むことや許せないこともあるのだが先走りしそうでやめる。
ほんとうに辛抱つよい東北の人々に敬意を表し、以前のような生活に戻られることを心から祈ります。
おわりに、紫式部の歌をそえたい
大空をかよふまぼろし夢にだに見え来ぬ魂のゆくえたづねよ

(2時46分、黙祷。各地は大荒れの天気らしいが東京は別の空。思わず「雲は、いいなあ」とつぶやく。