小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

「亥」の年、それ故に

2019年01月01日 | 日記

明けましておめでとうございます。

今年も健やかに新しい歳を迎えることができ、皆さまにも同様の悦びを感受されていることを祈るのみ。

今年の干支は「亥」であり、承知であろうが自重の年回りらしい。直情かつ短絡な判断、行為は慎むべしとあった。

もちろん最高の幸福、目的が定まっていれば、その限りでなく、もっている力量・努力をあらんかぎり尽くせと、けしかける人がいた。

その賭けは必ずや最大の結果をもたらすに違いないという。そう、偶然性は必然をともなって、自己の本質・力量となって顕われるのだとした。

その人は、17世紀に生きたオランダ人、ベネディクトゥス・デ・スピノザである。

去年の暮れからスピノザを読んで、なんだか大きな心持ちになっている。

ひと様の多少の欠点、間違いなぞ気にかけない。寛大なこころで生きてゆこう、と。

新年だからこその、凡夫の所信である。

そして、今年もまた戦争を慮ることのない、安らかな日々を過せることを願う。

 

▲2019年・年賀のイメージ 地元の朝倉彫塑館を背景にして。和風と洋風のマッチング建築のひとつの頂点。


寛大であれ! 裡なるロック、新年はファンク。こんなクリムゾンがいた。

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