小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

大暑へ、雑感その他

2020年08月02日 | 日記

漸く長い梅雨が明け、本格的な暑さがやってくる。これまで晴れ間を見ることがほとんどなく、気が滅入るほどの長梅雨が終わるなら、それは嬉しい。むしろ、大暑は待ち遠しかった。暦通りの四季の移り変わりは、農耕民でなくとも日本人ならば悦ばしく感じる。うるさい? 蝉しぐれは心から待ち望んでいた。

そんななか、例のあれは連日の記録更新となり、児玉先生が警鐘した通りに、震撼する経緯を辿るような気がする。最悪にならぬよう祈るしかない。

政府のやることはチャランポランで、ただただ経済を減衰させたくないという欲望の原理で決められていく。それもまあ、ある種のポピュリズムの要請、資本の論理であろう。本来ならば、医療に的を絞った施策を打ち出すべきだろうが・・。

世捨て人たる愚生は、ウィルス関係の本を読んだり、国際カップルのyou tubeを見たりして日がな時を潰している。世間様にたいして、何をかいわんやである。

ジムは9月まで休会を延長した。4,5月は休業していたが解禁後は、限定ながらジムは再開した(大手とはいえ、このままでは倒産?)。たぶん60歳以上の方で復帰した人は少なかったはず。先日、休会者むけの特別DMが送られてきた。感染予防対策は万全である旨のお知らせである。当方、残念ながらしばらくは様子をみたい、と休会延長のお願いの電話をかけた。

ああこれで、ひと汗流した後の生ビールもお預けだなと嘆息。呑みながら眼下を走る新幹線を見ることもない。

長雨で散歩する量も減った。これからは熱中症に注意しながら体を動かそう。少ない晴れ間のなか、散歩のあとに作句したものを少々のこす。

石塀の苔の緑の光映え
雨多し自粛の鬱よ夏去れば
生クリームめきて白蓮の艶
ひとり座し幽けし虫の聲に向く
幾たびも山吹の黄に戻りけり
赤蓮や実のなる芯の生き様よ

 

▲ここの山吹は息が長い。二か月以上も咲いていて、これからの蕾もたくさん控えている。

   

▲ジムの最上階にある和室ラウンジで。年寄を当て込んで、昭和レトロの演出がたっぷり。以前掲出したと思うので、小さく載せた。クリックすると大に。


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