小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

手話交流会に向けて

2017年12月07日 | 日記

 

手話を学ぶようになって7,8か月が過ぎた。その成果を発表すべく、私たち初級のメンバーをふくめ総勢60名程の交流会がある。中級、上級、養成などのクラス別に、基本は手話劇を演じることになっている。

私たちはストーリー性のある劇ではなく、主任講師の先生がデフリンピックの総監督を務められたこともあり、「デフリンピックを広めたい」という演目をかんがえた。コントやクイズ、即興劇などを織り交ぜて「デフリンピック」を楽しくPRする出し物である。デフリンピック会場をツアーしながら、日本人なら馴染みのあるスポーツやイベントを紹介する構成となっている。

わがチームは、サッカーをメインにしたコント風の手話劇をつくった。セリフを覚え、同時にそれを手話にし、サッカーのプレーをコント風に仕上げたのだが・・。観客の反応が頼りのクイズも取り入れた、たった3分程のパフォーマンス。ウケを狙ったあれやこれやの内容で、セリフを語り、手話をしながらコントの演技もする。吉となるか凶になるや。

正直に書くと私たち夫婦は、幸か不幸か抽選で同じチームになった。最初は渋ったが、考えてみれば四六時中、演技の稽古をチェックし合える。ある意味これは強みであり、チームのもう一人のメンバー(女性の方)とのコンビネーションも順調である。

「心配ないさー・・。さあ、来たるべき交流会は楽しみだ!」 と、言いたいところだが、寄る年波に勝てず、セリフも手話も覚えた端から忘れていく。コントの動きも、ビデオで撮って見るとぎこちない。ステージの上に立ったときを想像すると、今から心臓がバクバクしそうだ。以前にも「手話とジェスチャー」をブログに書いたが、一度パニックに襲われると、脳がホワイトアウトになるのだ。

でも、そんなことを言っていられない。やるっきゃないんだ。

今はクイズを出題するための、小道具というか水彩絵の具で絵のパネルを描いている。とても他人様にお見せできるようなものではない。こんなことを愉しんでいる自分を、もう一人の自分が観ている、そんな余裕があればいいんだが・・。

後10日を切った。日曜日は3人で特訓し、翌火曜日は最終の合同練習。皆さんの眼に力が入っているに違いない。


▲サッカーのコントで使う、小道具の一部。これだけだと良いのだが。




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