小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

イノチを喰らう植物

2015年07月20日 | 日記

 

近所の花屋さんで「ハエトリグサ」をもとめた。以前、家内がウツボカズラを育てたらしいが、そのときの私は気にも留めなかった。それから各地の植物園に行き、各種の食虫植物と出会い不思議な生態にじわじわと魅了されたのである。いまその代表ともいえるハエトリグサが我が家でも鑑賞できる。大切に育てたい。

なぜ蝿というイノチを喰らうかは分らない。植物らしからぬ風情はどこかおどろおどろしい。少年の頃に見たホラー映画「マタンゴ」をおもいだす。(原爆汚染の巨大キノコが人間を喰うB級映画?)

ハエトリグサの葉っぱは二枚貝のような形状をしている。その口のような先端に棘がならび、中はぬめったとした赤色だ。ハエが中に入ると、素早く閉じて出て来られない。絶体絶命。

花屋さんの話だと、小蝿なら捕獲するとのこと。葉の外側を刺激しても駄目で、楊枝を突っ込んでこそこそと2,3回動かすと、一瞬に閉まった。閉じた葉っぱは暫くそのままで、なんか申し訳なく思った。なんとかして、小蝿をおびき寄せたい。

このハエトリグサをバイオテクノロジーなんかで進化させ、デング熱ウィルスを媒介する蚊を食す「カトリグサ」なんざ作れないだろうか? 

彼らにとっての捕虫は生存に必要なエネルギーを得るためではなく、肥料となる栄養源を獲得するのと同じ行為である。だから、捕食しなくとも一般の植物が肥料不足になったのと同じ状態ではあるが、光合成で生産した糖をエネルギー源にして生き続けることはできる。また、ハエ以外の昆虫はもちろん、ナメクジのような昆虫以外の小動物も捕食する」とのこと。(ウィキペディアより)

 

 

 

 


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