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以前ブログに書いたシモーンのパパ、スティーヴンの制作過程というか、自作を撮っている写真をシェアさせていただいた。
彼のつくりあげた「Light Sculpture」の見事さ、スケール感をとどめたい。この空間におけるスティーヴンの光の彫刻はイサムノグチを凌ぐ。
いわゆるアメリカ人としての彼を論うのではなく、ひとりの男としての魂をこめる姿勢を称賛したい。
彼のプロフィールを存じあげないし、出自その他もしらない。わたしにはシモーンのパパという情報だけだ。
でも、分かる人には分かってもらえると思うのだが、袖擦り合うようなほんの一時の邂逅でも、記憶にしっかりと定着する出会いがある。彼はまさしくそうなのだ。
彼の溌溂とした、清冽なまなざし。年齢を感じさせない真摯さをまなびたい。
撮影は娘のシモーン・ホワイト。彼女の写真術、とりわけポートレートは秀逸であり、実は歌よりも好きなのだ。
なによりも彼らアメリカ人としての父娘の、謙虚でありつつも自己を表す姿勢に、うつくしく潔いよい執着をかんじるのである。