小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

雪嶺と雲海、立山へ 

2022年06月19日 | 日記

上高地の旅の記録は、副題に「北陸・長野の旅①」としていたが、あまりに大袈裟であり、気恥ずかしくなった。ほぼピンポイントの旅であるし、高齢者むけのパックツアーに便乗したものだ。今回からは、この副題を撤回する。まずは、久々の遠出は嬉しかったし、奥深い自然にふれることができて良かった。

今回は立山周辺のみを記録としてのこす。ここには以前、亡母と3人で来たが、そのときは20mほどもある「雪の大谷」はなかった。実際にはここをバスで通ったはずであるが、現在のように片道一車線を開放して、観光客に見せるサービスは行われていなかった。たぶんインバウンド対策として、この見あげる雪の回廊を観光スポットにしたのだと思う。さすがにまだ外国人観光客は見かけない。

万人にアピールするに違いない、凄い高さの雪壁にそって歩く「雪の大谷ウォーク」。4月中旬から6月後半まで「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」として開催されている。毎年6~8mもの雪が積もる世界有数の豪雪地帯とのことだが、ここ大谷では最大20mの高さになる。行ったときは12mぐらい高さに減少していたが、それでも見上げると迫力はある。雪の壁が迫ってくるようで、妻がどうしても見てみたいと願う理由は頷けた。

近くに立山山荘があり、その周辺を散策したが、まだ雪がのこる周辺の山々は素晴らしい。下界は曇っていたが、ここに来たら空は青く澄みわたり、雲海も見えた。前日に上高地から見上げた冠雪の山に、もちろん同じ山ではないが、自分が立って360度見渡すのは爽快感きわまりない。

▲この2台で徐々に掘下げて、20mほどの高さの雪の回廊ができる。写真では大きさが伝わらない。


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