小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

舎人公園は水鳥の楽園だった

2021年12月22日 | まち歩き

10月の中旬頃に震度5の地震があり、場所によっては5強ほどにもなった。で、地元を始発駅とする舎人日暮里ライナーが、開業以来はじめて地震のせいで脱線した。三日間不通となり、マスコミでも大きく報道された。

遠隔操縦で高架上のレールをタイヤで走る、都営の無人ハイテク電車である? 運転手のいない分、そのスペースを乗客に開放している。年に数回はホームセンターに行くことがあり、舎人ライナーを利用するがこれまで、最前列に坐れたことが一度もない。

いい歳をこいた爺が最前列に座りたがっちゃ、お子様に申し訳ない。とはいえ、けっこうな歳かっこうの大人が、いつも人知れずいそいそと、先頭車両の前で並んでいやがるのである。

12月のある平日、午前中の中途半端な時間だったことが功を奏したか。シルバーパスとやらを初めて手にした愚生は、遂に最前列シートに坐れる栄誉にあずかった(坐れば老若男女誰もが運転手の気分になれる、ワーイ。愚生、たまに興に乗ると、こういう文体になる、悪しからず)。

▲この齢になって、どうしてこういう瞬間がときめくのか・・。

 

▲西新井大師には、まだ一度も訪れていない。初詣に行ってみるか、どうか。

何処へ行ったかといえば、終点・見沼代親水公園の一駅手前の都立舎人公園。陸上競技場や野球場2面、テニスコート、子供むけのゲレンデや各種施設、そして大小の池、多くの樹木、花木、広場がある。冬の季節には渡り鳥もたくさん飛来し、その生態を観察するバードウォッチャーも集まるという人気スポットだという。

このあたりは、足立区で最も高い標高17.5m。眺望がよくスカイツリーや東京タワー、冬の日の快晴ならば富士山まで一望できる広場もある。以前、舎人ライナーに乗ったとき車内から、富士山がくっきりと比較的大きく見えたことが実際にあった(扇大橋付近だったか)。地元の諏方神社近く、富士見坂で見えた富士山よりも大きく見えたし、ビルの隙間から垣間見える富士とは明らかに迫力が違った。

駅のホームから、左右をまたいで舎人公園が拡がっている。駅前には噴水のある広場があり、ポプラだろうか黄や赤に紅葉した並木が並ぶ。大きな池も臨め、自生する芒やこんもりとしたヨシの葉が揺れている。

池を周回するように歩くと、鴨などの水鳥がたくさんいて、陸上にもすたこら上がって来て、何かを探すように気忙しく歩いている。人馴れしているのだろうか、足元まで近づいて、何やらねだるような圧力ある雰囲気。パンくず等の餌をあげる人がいるのだろう・・たぶん。

南の方には自然観察園があり、そこには野鳥保護区域のため立入りはできない。なので、今回は遠慮した。一か所、観察窓があって、池や樹木に集まる野鳥を観察できるらしいが、大池の鴨たちを見られて充分だった。

▲オオバンだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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