小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

ブログを本に、三冊目

2017年11月22日 | 日記

 

今回はプチ自慢。

去年の8月から今年の11月2日までのブログを本にした。これで三冊目となる。やはり紙の媒体は良いと実感する。パラパラとめくりながら書いた記事をすぐに見つけ出せる。ネットだと過去の記事をさがすのは容易ではない。本にすると結構な厚さと重さだが、書いた量が視覚的にパッと分るのもいいものである。(A5版、2段組み、写真は大部分削除して本文440頁)

誰かに読んでもらうために書籍化したのではない。ほぼ自己愛のためにだけ、今回は暫定として1部だけつくった。約4千円ほどでそれなりの本に仕上げてくれるのだから、甲斐性なしの私なぞはそれだけで満足している。ネット上においては、毎日、平均して6,70人の人たちに読んでいただき、至福にしてこの上ない。

小難しく、七面倒くさいこのブログの文章を読んでいるなら奇特なかたで、実際にはきわめて少ないと自認している。目にしていただくだけでも有難い。創作の才能がないゆえ、徒然なることを好き勝手に書けることを、せめてもの悦びであり日々の糧としている(ちと自画自賛し過ぎかな)。安否確認ほどのお役に立てれば幸いとしたい。

 書くことの愉しみもあるが、gooブログに移転してから写真の掲載が面白くなった。書籍にする悦びも知った。馬齢を重ねても自分流の考え、感じ方に磨きをかけたいし、樹木が年輪を増やすように人間としての度量を広げていきたいものである。

 

▲散歩途中のいちょうの木。銀杏の実はあらかた拾われてしまった。

 

(イチョウの樹のイメージに引き摺られて・・)話は変わる。

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」の原書を検索していたら、日本とは違うビジュアルの装丁であった。ブック・アイデンティティというのはない、というより出版する国の読者を想定した仕事なのであろう。本国版のものは味があるし、ハードカバーとペーパーバックだけでなくCD版も出版されていた。

 ▲『忘れられた巨人』イギリス本国版のハードカバー、2015年刊。ビジュアル・モチーフは聖杯伝説なのか、[NOBEL PRIZE]がモチーフなのか?

 ▲2016年刊、ペーパーバック版。下のCD版(2015)は、小説にも出てくる樹がモチーフ。日本版でも同じだ。ただし、老夫妻と船頭が描かれている。これは秀逸。(日本版は樹だけ)。

 ▲CD版。10頁とは10枚か? 朗読なのか、なら絶対買いだが。内容不明

 

 


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