小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

私家本・永井陽子の歌集を編む

2019年09月16日 | 本と雑誌
永井陽子という不世出の歌人を知ったのは、詩人時里二郎のブログ『森のことば、ことばの森』を読んだことによる。ブログの《そばに置いておきたい本》という括りのなかに、堀辰雄やベンヤミンの著作に続いて、『永井陽子全歌集』(青幻舎2005年刊)が紹介されていた。 永井の歌集それぞれは、今おいそれと入手できない。青幻舎の全歌集は、高価であるがアマゾンその他で求められる。が、当初売価の3倍ほどになり、貧民の小 . . . 本文を読む