小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

「老害」を考える

2018年04月03日 | エッセイ・コラム
  日曜日、借りた本を返しに図書館へ行ったら、大きな声で文句をいう老人がいた。あれをこうして、こうすればスムーズにいく。何かが駄目で、あれは無駄だろ、なんたらかんたら。貸出係の人はひたすら謝るばかり。老人の前で並んでいる女性は、頭ごなしに罵声が聞こえるはずで、見るからに迷惑そうな顔をしていた。 嫌なものを見てしまったなと思った。いわゆる「老害」とは、こういうことを指すのかもしれない。 . . . 本文を読む