小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

日本の常識は、世界の非常識

2017年05月12日 | エッセイ・コラム
    常識は、英語ではコモンセンス。明治期の翻訳語であろう。江戸時代には「常見」という言葉があり、小林秀雄によれば、ひとは「常見」の世界に生き、「常見」で世の中を見ていることになる。但し、この「見」は「識」ではなく、視点を違えて別の見方をすれば「常見」とは違う面がみえる。 つまり様々な「見」を総合して判断を下せば、そこに真の「常識」が立ち現れる。以上は、山本七平の受け売 . . . 本文を読む