山極総長の引用について 2017年05月24日 | エッセイ・コラム 山極壽一が京都大学の総長になったとき、すこし意外な印象をもった。組織のなかで奔放に仕事ができるような人には見受けられなかったし、定年になったらゴリラ研究の体験を生かした著述や講演活動など自由な道に進むだろうと思っていた。よくよく考えてみれば、ゴリラ研究を通じて人間社会を深く掘りさげるのが彼の学問だ。ボスゴリラをイメージしたかどうか知らないが、組織のボスになることの深 . . . 本文を読む