小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

経綸窮理について

2017年02月11日 | エッセイ・コラム
    明治新政権の創成にあって、憲法とか教育勅語などの重要な文書を実質的につくったのは肥後(熊本)藩出身の井上毅である。その井上が若かりし幕末のころ、時習館という藩校の寮生であったが、余程の俊才であったのだろう、横井小楠から直々に教えをうけていた。その問答集が「沼山(ぬやま)対話」(講談社学術文庫「国是三論」)としてまとめられ、原文・訳文ともに読むことが出来る。 そこに . . . 本文を読む