小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

秋の夜長、筆まかせ

2015年11月04日 | 日記
  病気だから死ぬのではない。生きているから死ぬのである。死は病気の助けなど借りずに、立派にお前を殺す。或る人たちにおいては、病気がかえって死を遠ざけた。彼らは死にそうに見えただけ、それだけ長く生きたことになる。(ミッシェル・ド・モンテーニュ) この二か月というもの、きれめなく死に向き合い、それを考えている気がする。九月半ばに義父の一周忌があった。その六日後に法事にも列席していた義父 . . . 本文を読む