小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

子規庵を訪ねる

2015年10月06日 | 日記
  妙な縁があって、正岡子規に小嵌りになっている。「墨汁一滴」や「仰臥漫録」などの四部作は所持していたが卒読ていど。漱石との書簡集もちらちらといった眺め読みか・・。子規の偉大さは知りつつも、「古今和歌集」つまり貫之を全否定していて、その完膚なきまでの断罪ぶりに、私はこれまで子規に対して畏れと近寄りがたさを感じていた。だから対峙するというか、恥かしき哉まともに読んでこなかった。 それが . . . 本文を読む