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↑流氷で埋め尽くされた冬の知床の海 |
流氷を見に、知床まで走って来ました 今回の相棒はBMWのR100ロードスターです 3月に入って気温がグっと緩み、国道はもうスパイクなしでも走れるような路面状況になってきました 札幌から一気に網走に抜けると、オホーツク海は一面流氷の世界でした 国道244~334号線の海岸線を知床方向へ走っていくと、夏とはまったく違う景色に感動! | |
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↑知床五湖の分岐にて |
↑知床峠はココでおしまい | |
いちおう冬に到達できる知床のいちばん端っこを確認しておきました。 ウトロから上ると知床五湖へ行く分岐のところにバリケードが設置されていました ここらへんの雪はまだ深い・・・ 1メートルはあるでしょうか→ |
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知床を満喫してこの日の宿泊地、川湯に向かいました 仁伏温泉「屈斜路湖荘」が本日の宿です 屈斜路湖荘にはライダー・チャリダーをとても歓迎してくれる女将さんがいて、ライダー限定で素泊まり3,000円で部屋を提供してくれます どうやらボクが2008年第1号のライダーのようですネ(笑) |
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↑仁伏温泉「屈斜路湖荘」 |
風呂は天然温泉で24時間入り放題! 泉質は無色無臭の単純泉(緩和性低張高温泉)で、原泉100%のかけ流しです。 こぢんまりしていて清潔感にあふれています 露天風呂からは小鳥のさえずりが・・・ |
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からだも暖まったところで、晩酌とさせていただきました すぐとなりが川湯の温泉街なので、アルコール類の調達には困りませんw ライダープランではオプションで夕食が1,000円で追加できます さらに布団で寝たい人には500円で用意されます |
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↑これで一晩OK? |
↑こちらがお膳。部屋食です | |
一日旅を共にしたロードスターはとても快調でした 1.000ccで車重が200kg超ということで、深い雪に埋まったときなどにケツを持ち上げて「ヨッコラショ!」とズラすことは断じて出来ません 幸いにスタックの危機(?)には一度も直面しませんでしたが、ソロの場合は深入りは禁物のようです
右の写真は宿の屋外コンセントから電源を引いている図ですが、ヒーター類の使いすぎでバッテリが上がってしまいました。 出発前から分かっていたことですが、ヘッドライト・フォグランプ・グリップヒーターのほか、ソケットにヒートベストなどを繋いでフル使用した場合、どうやらオルタネーターからのチャージが間に合わないようなのです。 対策としてはどれかを我慢して節電するしかないのですが、陽が暮れてきて寒さも厳しくなってくると、ついついヒーター類は入れっ放しになってしまいますw この日の最終給油場所、川湯のホクレンスタンドでエンジンを止めた際、ついにセルが回らなくなりました 店員2人が慌てて「押しがけ手伝いますよ!」と言ってくれましたが、こちらは余裕の笑顔w 左パニアケース内に予備バッテリとジャンプコードと充電器が搭載されているのです 難なく再始動に成功したのでした
女将に無理を言って、屋外コンセントから一晩「オプティメイトⅢ」を繋がせてもらい、明日に備えました そして快眠・・・zzz |
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↑誰もいない早朝の美幌峠 |
翌朝は6時に屈斜路湖荘を出発 気温マイナス4℃ いうまでもなく、朝のエンジン始動はセル一発でした(^^ 天気予報によると北海道各地の最高気温はプラス3~7℃の予想 おそらく、ひたすらアスファルトの上を走ることになるであろうことは想像できました すでにリアのスパイクピンは1日目の走行で5割ほど失っています・・・ 峠越えに備えてピンを温存せねばなりません R100ほどの重量&大トルクのバイクにエンデューロタイヤを履かせると、路温が氷点下でもブロックのゴムが発熱するという問題が発生します(触ると熱い!) さらにこのロードスターのように"効き"を優先させて、センターブロックにカップピンを突き出し気味に埋めてる場合、熱で柔らかくなったスパイクホールから簡単に抜けてしまいます・・・ 長距離を走るのであればブロックがこれほど高くなく、詰まったパターンの方がより耐久性は上がりますが、深雪は全く効かないタイヤになっちゃうんですね・・・ 効きと持ちは二律背反の関係なのです |
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↑リアはご覧のとおりスタッドレスタイヤに・・・ |
↑フロントは無事のようです | |
さて2日間で1000キロほど走って来ましたが、バイクが重たいこと以外は特に問題なく冬道を楽しむことができました エンジンはリッターバイクのパワーを持ってますから、とにかく長距離移動が楽チン あの独特なOHVボクサーの湧き出るようなトルクが、またしても病みつきになってしまいました 雪道では自分のファンデューロ(650)よりもはるかに安定がいいです 重たいヤジロベエが地面近くにあるから当然でしょうか? 空冷ボクサーエンジンの特典として、足が温かいというのがあります これだけは他のバイクには真似できません イザとなればシリンダーの上に足を載せればポカポカなのです なんか冬のためにあるようなエンジンですネ 旅から帰ってきて、マジで80/100GSが欲しくなってしまいました おしまい |
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※追記 走行データ ―燃費― 札幌→上川 191km 12,71L 15,03km/L 上川→斜里 207km 10,34L 20,02km/L 斜里→川湯 147km 7,05L 20,85km/L 川湯→上川 260km 14,42L 18,03km/L 上川→札幌 197km 11,45L 17,20km/L 平均燃費→17,902km/L
―充電電圧― (外気温0℃ Over2500rpm時) 無負荷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,2V ヘッドライト点灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,0V ヘッドライト+補助灯(×2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・13,6V ヘッドライト+グリップヒーター ・・・・・・・・・・・・・・・13,5V ヘッドライト+補助灯+Gヒーター・・・・・・・・・・・・・13,0V ヘッドライト+補助灯+Gヒーター+ヒートベスト・・12,7V |
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