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先日のGWツーリングで自走が危ういほどオイルが漏れていた 元々ボクは走ってナンボのタイプなので、オイル滲み程度ならそんなに気にしていない よってエンジンの下回りは常に汚い(笑) 結論から先に言うと”滲み”ではなく、今回は”噴射”に近い状態だった オイル漏れといえば昔目撃したショベル乗りのツワモノは、停車と同時に持参の銀盆をエンジンの下にあてがって悠然とタバコを燻らせていたものだ あの辺のバイクに乗ってる人たちはもう「減ったら足せばいいじゃん」とジタバタしてない気がする
それにしてもリアタイヤがオイルまみれという状態は頂けない・・・ かなり前に乗っていたZX-11(C2)も同じ状態になったことがあった T田君にバイクを売りつけようとして支笏湖で試乗会を行った際、入りPに戻って来たバイクのリアタイヤがオイルでべっとりだったという事件 原因はエキパイ横を通っているオイルクーラーのホースの劣化による亀裂 今思えばよく無事だったなぁと思う まぁそのままお買い上げでしたけど(爆) ZZRといえばもう一人有名な方がいらっしゃいましたねw C型は古いのでオイルラインには気をつけましょう
今回のMysticのオイルの出所はオイルフィルターカバーだった エンジンの右側、ホームベースを横にしたような形のパーツがオイルフィルターカバーで、オイルクーラーへの配管も兼ねている エンジンを回した時の油圧でここの五角形のカバーの隙間からオイルが噴射するような状態だった
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本来は五角形のガスケットが内側に入っているのだが開けてびっくり、ガスケットが見当たらない! 前回オイルフィルター交換時に付けるのを忘れていた模様 逆に言うと、ひとシーズンガスケットなしでオイルが漏れなかったことになる さっそく手稲のディーラーまでセローで走りオイルフィルターを購入 このオイルフィルターセットにはOリング2種類と五角形ガスケット1つ、使い道がわからないガスケットが何個か同梱されている R100シリーズは年式によって色んな仕様があるのでこんな事になっているらしい 今度はガスケットを忘れずにしっかり組み付けた 試走して一晩放置した結果、見事にオイル漏れは止まった 疑っていたオイルパンのガスケットはまだ大丈夫と判明 細かく見ればプッシュロッドのシールとニュートラルスイッチの樹脂部分からほんの少しオイル滲みがあるが、ここはショベル乗りを見習って、気にしない事にする(笑)
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さて、ウチにはお漏らしバイクがもう一台ある そうセローもお漏らしマシンなのです どれぐらいひどいかと言えば、会社のビルの管理人から苦情が来たほどの量(笑) 3分に1滴ペースで盛大に漏れていた 原因はクランクケースのガスケットの劣化 これはセローではごく普通の事らしい 古いガスケットをリムーバーで綺麗に剥ぎ取りオイルストーンで面出し
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前オーナーはここのオイル漏れを液体ガスケットで誤魔化していたようで、補修の跡が何ヶ所かあった セローの規定オイル量は1L 点検窓の位置を見ると、ホントにちょこっとしかオイルが溜まらないのが分かる
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▲これがヤマハ純正ガスケット、1050円 ヤマハのサイトから検索できるパーツリストは一応1990年以降のモデルが対象となっているが、この89セローは載っている セローに関してはこの先もしばらくは大丈夫でしょう
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ガスケット交換後、クランクケースのオイル漏れはピタっと止まった しかし一晩置くと地面に何滴かのオイルが落ちていた 出所を探ると、ドライブスプロケット下にあるニュートラルスイッチの樹脂部分から微量ながらオイルが滲んでいることが判明 偶然にもMysticと同じところから滲んでいる ちなみにニュートラルSWの新品価格はBMWが2500円くらい、セローが1200円くらいと単純な構造のクセにけっこう高い
今回はエポキシ系接着材で固めてしまうことにした ダイソーで2液性のエポキシ接着剤が売っていたので使ってみた ⇒ 試走後に1日放置して確認したところ、見事に漏れが止まった 修理費は105円 こうしてガレージの床にはオイル染みがなくなり、精神衛生上とても好ましい結果となったのでした
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―END―
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