珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

樽前散策ツーリング その①

2010-08-14 | 廃墟探検

苫小牧にある「ジョイランド樽前」の廃墟に行ってきました
詳しい人のサイトによると昭和62年(1987年)に閉園後、遊園地の施設や建物などは2003年くらいまで残っていたようですが、その後に起きた火災で解体が進み、現在では一部を残して更地になってしまったようです

 

久々の支笏湖を経由して国有林の中を走り苫小牧に出ました
ジョイランド樽前の場所は地図でいうと高速樽前SAの横あたり
今回は苫小牧西インター近くの住宅地から入りました
分かりずらい道ですが細いアスファルトの道が続いています
少し走ると鬱蒼とした林の中にコテージの廃墟が現れました

これは貸切の宿泊施設だったようです
しばらく道を上って行くと広場のようなところに出ました
入り口のようです
1本の細い道を入って行くとさらに広い空間に出ました
駐車場です
建物の残骸が現れました

かつては奥へ長いレストランの建物だったようです
この場所にはレストランの他に宴会場、大浴場などの建造物があったようですが、コンクリートの基礎を残してほとんど撤去されたようです

近くに寄っていちばんに感じたのは「煤」の臭いでした
火事場のあの独特の木が焦げた臭いです

↑サークルのような場所。 すべて炭化しています

そういえば正面の壁に「SkatePark」という落書きがありますが、よく見るとスケートボードの練習場に使われてたような形跡があります↓

↑手前角と反対側にクォーターパイプがしっかりと製作されています

↑煙突がひときわ目を引きます。向かって左側が大浴場跡

↑腐食した配管が覗けます

↑ボイラー室の建物のようです

樽前散策ツーリング その②につづく

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樽前散策ツーリング その②

2010-08-14 | 廃墟探検

↑消火栓と蓋が開いたままの配電盤

↑左の通路は階段を上がって向こう側に貫通してます

↑真っ暗な空間。 奥まで入る勇気がありませんでした

↑当時の紙袋がありました

↑有名な白熊の像がありました。 けっこうデカイです

↑プレートを外そうと試みた人がいたようですが外せなかった!?

↑昭和62年から時を刻んでない時計

 

↑カモフラージュされた物置小屋
実はこの敷地のどこかに白熊舎が今もそのままの形で残されているようなのですが、場所が分からない上にご覧のようなジャングル状態なので今回は未確認
廃墟マニアによるとこの手の探索は夏に行くものじゃなく、草が枯れて虫もいない春か秋に行くのが鉄則らしいですね
正解だと思いますw


樽前散策ツーリング その③につづく

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樽前散策ツーリング その③

2010-08-14 | 廃墟探検

錦岡の双葉三条通りのどん詰まりから国道36号線に出たところに太平洋戦争当時、米軍から受けた機銃掃射の弾痕が残っているサイロがあります
苫小牧空襲というやつですね

戦時中この辺りから勇払にかけての太平洋岸には多くの防御陣地があり、今でもあちこちにトーチカの遺構が残されています
戦争遺跡は興味あるテーマなのでまたの機会にでも・・・


続いて向かったのは樽前ガロー
ガローって何?といつも国道の看板を見て思っていたので実物を見に行ってきました
国道36号線を白老方向に進むと「樽前ガロー」入り口の看板
しばらく進むと「樽前ガロー地区」と言う立て看板が点在しています
小さな橋があったのでセローを停めて上から下を覗いてみました
想像を絶する深さ! 
看板の能書きを読むとガローとは「切り立った崖」という意味らしい

深い溝の中を轟音をたてて水が流れています
これはけっこうすごい眺めでした
美笛の方に「苔の洞門」というのがありますが、あれに水が流れている感じといえばお分かりいただけるでしょうか
樽前山の周辺は奇怪な地形が多いですね
ひとりで行くのはちょっと怖いですがここまで来たら社台滝行ってみたいと思います


樽前ガローの突き当たりから林道が始まり、そのまま社台滝に上って行く林道に繋がっています
分岐が多いのでこの場合ガーミンのGPSがあれば最高なんですが、ボクが持ってる装備といえば紙の地図とセロー標準装備のワイヤー式トリップメーターのみw
実は盆栽Rさんたちの社台滝ツーのレポートでかなり興味をそそられてました
まずは最初の分岐でトリップを0に戻します
道は悪路ですが割とフラットダートで走りやすいかも
トリップを確認しながら進むと最初の大きな二股の分岐が現れました
セローのトリップなかなか正確w
順調に進んで予定の距離数になりましたが社台滝へ曲がる場所がいまいちよくわかりません
ここで携帯(スマートホン)にグーグルマップが付いてることを思い出しました
確かGPS内蔵のはずです
さっそく現在地検索をかけました
現在地が矢印で表示されましたが、地図が出てきません
縮尺を変えて確認するとグーグルの地図データベースには社台滝に通じる道が載ってません!
ここで慌てず地図表示から航空写真レイヤーに切替
川の蛇行と滝の位置まで確認できました
んー道具として使える(笑)
少し来過ぎていることが分かったのでひとつ手前の分岐まで戻って曲がってみました
少し行くと駐車スペースのようなところがあって行き止まり
タイヤの跡と足跡の数からみてここに間違いなさそうです
しかしよく足跡を見ると人間のものではありません

シカの足跡でした!

またしても獣のテリトリーに入り込んでしまってるようです
熊もどっかにいるハズ
↓ココから先はバイクを降りて歩くしかありません。 怖っ!

言っておきますが一人です(汗、、)
誰ともすれ違ってないから多分この山に一人ぼっちだと思います(--;
草の倒れてる道を熊にビビリながら進むと道が行き止まりになり、この場所が社台滝の遠景を望む展望スペースになっていました↓

山の中にこんな滝が・・・すごい迫力
滝の落ち口に行くにはどうしたらいいんだろう?と少し悩みながらバイクのところに戻ると駐車スペースからもう1本細い道が伸びてました
↓今度は川に向かって険しい下りです

転ばないように慎重に川に降りました

水深は深くても20cmといったところでしょうか?
ブーツのまま川の中を歩きます
少し上流に行けば有名なブルーホールが見れたのを後から知りました
静かな流れを下って行きます
この先にホントに落差100mの滝口があるのか?と思うほどの穏やかな流れです
しばらく行くとかすかに滝のような音が聞こえてきました
「いよいよだな・・・」
視界が開け、その先には空しか見えません↓

ついに社台滝到着です
凄い高さから滝が落ちています
高所恐怖症の人にはムリでしょう

壮絶な景色を目に焼き付け、ふたたび林道を戻りました
途中エゾシカの親子が道路の真ん中に突っ立ってて避けてくれません
新しいパターンだなぁと思いながら至近距離まで寄るとようやく避けてくれました
もしかしてこれを付けてたからかなぁ・・・

BELL製シカよけ笛(笑)

―END―

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然別峡林道ツーリング その①

2010-06-30 | 廃墟探検

然別湖~トムラウシ界隈の林道まで走りに行ってきました
中富良野「星に手のとどく丘キャンプ場」で一泊
このキャンプ場はバーベキューハウス完備で、貴重なサフォーク種の生ラムジンギスカンを食べさせてくれます
もちろんジョッキの生ビールも飲めます
肉はサロベツとはまた違ったジューシーさで旨い
ガンガン喰って飲んだのでキャンプの金額じゃなくなってしまいましたが・・(笑)
一日目はほとんど肉を喰いに来ただけ(爆)
テントに戻って地図を広げて明日のルートを考えながらラフロイグで一杯
充実した一日目?は終わりました

翌朝は早起きして十勝岳温泉まで走って朝風呂
キャンプ場からバイクで20分、標高1200mにある天然温泉です
朝の空気サイコーでした
この日Aさんが用事で富良野に来る予定だったのですが、メールが行き違ってしまって結局落ち合うことができませんでした・・・スイマセン

トムラウシは地図で見ると十勝岳のすぐ裏に位置するので近く感じますが、ショートカットできる道はなさそうなのでいったん狩勝峠に出て新得に入ります
ちなみに気温30℃超えてます
屈足(クッタリ)という小さな町からトムラウシ温泉方面に走ると左側にパンケニコロベツ林道というロングな林道の入り口があります
ここから山に入って約40km先にある秘奥(ひおう)の滝を見てペンケニコロベツ林道に出るというのが最初の目的です
が、林道の入り口に着くとなぜか警備員が立ってます

警備員 「どちらに行かれますか?」
ボク   「この先の滝を見に行きたいのですが」
警備員 「途中でがけ崩れがあっていま工事やってて通れないですよ」
ボク   「・・・・・・」

来年まで工事は続くとのことで断念
次の目的地「かんの温泉」を目指します
地図によればオソウシ温泉の裏から林道を通ってかんの温泉まで行けることになっています
↓この温泉もけっこうキテますw(営業中)

オソウシからかんの温泉まで林道で約22km
まずまず走り甲斐のある距離です

要所に看板があり、道に迷わない配慮がしてあります
最初の分岐を右に曲がりここから本格的な林道トレッキングに入ります

しばらく行くと道端にシカの足の骨?らしきものが転がってました
なんとも不気味・・・
そしてしばらく行くと今度はキツネの頭部が道の真ん中に転がってました!
えも言えぬ恐怖が押し寄せてきます
止まったらヤラれる(爆)
そう思い始めると林道がとてつもなく長く感じてきました
途中エゾ鹿が二度ほど目の前に現れましたがシカはまぁ許容範囲
さすがに然別界隈は獣の臭いがプンプンしてます
しばらく走って標高の高い開らけた場所に出ました
一面原生林の海!
これを樹海というんだナとつくづく思いました
感動で写真撮るの忘れました(汗、、、
丘陵を走り、狭い橋を渡り、深い森を抜けてようやく出た場所はどこかのキャンプ場でした
予定よりだいぶん手前に出てしまったようです
タバコを1本吸ってからもう1度林道に戻って最初の分岐を違う方角に進みました
ボクのツーリングマップル2006にはこの辺の道は載ってません
分岐から10キロくらい走ったところで舗装に出ました
地図で確認するとウペペサンケ山の登山口に向かう道道1088のようでした
かんの温泉も同じ方角のはず
そしてしばらく行くと眼前に廃墟と化した建造物が出現しました

然別峡林道ツーリング その②につづく~

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然別峡林道ツーリング その②

2010-06-29 | 廃墟探検

菅野温泉跡です
すでに閉鎖されています
今から15年くらい前にここに一度泊まったことがあります
源泉ごとに小さな湯船があちこちにあってほとんど混浴だったような記憶があります
夜遅くに風呂に行ったらキレイなご婦人がひとりで湯船に浸かっていてドキっとした覚えがあります
秘湯ならではでしたネ
朽ち朽ち感自体は今も15年前もそんなに変わってない印象です
来る途中の国道の標識や案内板なんかはけっこうそのままで、鹿追町の公式HPでも「かんの温泉」のページは残っています
"当面の間休業"とだけされているので、もしかしたら再開の望みがあるのかも!?
近くにいた業者風のおじさんに一応許可を取り撮影させて貰いました
以下、写真でレポートします。


途中の道路は地すべりで崩落

駐車場に放置されたままのバス

放置されたままのクルマ

発電機用の燃料タンク群

発電機小屋跡 木造部分は雪の重みで崩壊しています

大浴場があったと思われる建物

ここの看板は新し目 今も営業していそうです

宿泊棟。 奥の建物が本館、手前の木造が旧館
 


菅野温泉をあとにして、ウペペサンケ山方面へ
地図によると然別峡峰越林道を通って糠平方面の山田温泉に抜けれることになってます
が、ご覧のように道路決壊!
仕方なく来た道を戻りました

来た道と同じダートなので若干楽しんで走ることができました
さきほどのキツネの生首現場を過ぎたあたりで事件は起きました
10mくらい前方の右の草むらから突然真っ黒い動物が飛び出してきました
ヒグマです!
幸いコチラに敵対心はないようで、すぐに林道を駆け下り始めました
何秒間か(けっこう長かった)ボクのセローの前を4つ足で走り、左の草むらにドカっと飛び込みました
写真がないのが非常に残念・・
キツネと林道バトルしたことはありますが熊は初です(笑)
印象は手足がやたら太いということで、けっこう速いんです
こうして無事に帰って来れましたが、運が悪かったら違う結果になっていたかも・・・
そもそも熊の生息域に勝手にバイクで入り込んでるワケですから遭遇してもおかしくないんですけどね
あとから地図で詳しく調べてみたら同じ山に「熊追い沢」という場所を見つけました
地名というのは意味があるんですね

ではまた(^^

コメント (12)
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