珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

スパイクピン埋め込み工具

2011-01-17 | 冬バイク

最近のアクセス解析をしていると、"冬/バイク"や"セロー/スパイク"などの語句で検索してこのブログに辿り着くケースが多いようです
先日"通りがかり"の方からピン打ち工具についてご質問を頂きましたので、せっかくの機会なので分かりやすく写真で説明したいと思います


ソケットドライバーという名称の他にナットドライバーとかボックスドライバーという言い方もありますが、これはホームセンターで安売りしている差し替え式のタイプ
スパイクピンが先端の窪みにカツカツで収まればOKです
ここの「カツカツ」と言うのがポイントです

今回フロントに打ち込んだチップピンがちょうど4mmのソケットにピッタリでした
施す加工は写真のように先端をテーパ状にするだけです
加工と言うよりヤスリで2~3分削っただけですが(笑)

なぜテーパー加工が必要かと言えば、ピンを咥えたままソケットごとタイヤの穴に突っ込むからです
先端は出来るだけ鋭利な方がインサートがスムーズに行えます
ただこの工具だとピンの突き出し量は目視できず、チカラ加減でバラつきが発生します
慣れると大体均一にはなりますが・・・
そんなバラつきを排除したのがこの道20年のバイク屋さん考案のワンオフピン打ち工具です。コチラ(▼クリックで拡大します)

スパイクの下穴を明ける道具として一般的なのは電動ドリルですが、参考までにこのショップではエアリューターを使用しています
ゴムに穴を開ける場合、ドリル刃は切れ味鋭い新品刃ではなく、ヤスリなどでわざと刃こぼしさせる事でキレイな丸穴を開けることが出来たりします
同時に発熱量が増えることでその直後のピン打ち作業が楽になり、ピンの座りも良くなったりします
このリューターの刃も長年の経験から生まれた形状のようです▼

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイシング対策

2011-01-17 | 冬バイク

セローのアイシング対策を紹介します
材料代0円、バッテリー消費ゼロのエコな対策です
上の写真のようにシリンダーとキャブを1本の銅線で繋いだだけ
たまたまキャブにサービスホールがあったのでここにボルトオン
本来ナニ用の穴なんでしょうか?


使った銅線は一般住宅の屋内配線でよく使われる2.0mm×2芯のVVFケーブルのうちの1本です。
銅は熱伝導に優れるであろうとの思い込み!?だけでこのケーブルにしました
一応シリンダーの熱は伝わってるみたいです

プラスαとして発泡スチロールでキャブの両側を覆いました
これも建材の廃材の再利用です
走り出せば空冷フィンからの温風がキャブを暖めるといった算段です

この対策の欠点はエンジンが暖まらないと効果が発揮されないという点です(笑)
銅線ヒーターが効き始めるのはエンジンを掛けてから大体30分後、距離にして10km必要です
対策後3回ほど吹雪に遭いました
そのうち1回は延々と横殴りの雪が降り続く状態
氷点下からのコールドスタートなので走り始めてすぐにボコつきが始まります
発泡スチロールが効いているのか、ボコつき状態は悪いなりに安定し、エンストに陥るまでには悪化しません
そのうち銅線ヒーターが効いて来るとボコつきは完全に解消され、アイドリングが安定します
余談ですがアクセルが凍る件について原因が分かりました
朝駐輪場に入る際、勢い良く雪山を越える時に雪の飛沫がエンジンに付着するようで、溶けた雪が水蒸気となって日中ワイヤーを凍らせてしまうようです
これは百円ライターで炙れば解決するレベルなのであまり気にしていませんが・・・
アイシングの心配はなくなりましたが、この雪どこまで降るんでしょう!?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする