珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

Peak1

2008-12-27 | バイク用品

コールマンのガソリンストーブ、Peak1-Model 442です
竜巻R氏より譲っていただきました
なかなか年季が入ってますが、まだまだ現役なのですw
ラベルにUnleaded(無鉛)と書かれてるように、このModel 442は普通の赤ガソリンが使える仕様になっています
バイクの旅ではありがたいことです
ポンピング用のゴムが劣化していて加圧できない状態だったので、コールマン純正の補修用ゴムを買ってきました

スカスカになったポンピングロッドを抜くと、劣化したゴムは新品と比べ直径で2mmほど小さくなってました。
新品部品に交換すると、圧縮が見事に復活!
数十回ポンピングして着火

しっかりとした青い炎で安定して燃焼することを確認
火を見てるとつい嬉しくなり、しばらく意味もなく炎を見ていましたw
ガソリンコンロは着火までに少々儀式が必要ですが、これも楽しみのひとつなのかもしれません

冬のツーリングでいちばん活躍しそうなのがこの遠赤ヒーターアタッチメントです
耐高温酸化用フェライト系ステンレスという特殊鋼で出来ており、赤熱した状態で約800度あります
遠赤効果で、例えば串に刺した魚を近づければ「炉端焼き」ができるそうです
コレ早く使いたいっス(笑)

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スパイク履きました

2008-12-15 | 冬バイク

ホイールを1セットしか持っていないので、タイヤは組み替えとなります
参考までにベースタイヤの銘柄は、リアがピレリ・MT21でかれこれ5シーズン目に入ります
フロントが3シーズン目のミシュラン・クロスコンペティションS12(ソフトコンパウンド)です
リアにもクロスコンペかエンデューロコンペを履けば最強なのですが、通勤でアスファルトを走る頻度が高いので耐久性を考えてMT21にしてます
ちなみに写真のリアタイヤのいちばん端のブロックに打ってある"錆だらけ"のピンはネジ式の簡易スタッド、通称「サブちゃんピン」です
正式名称はICE SCREWS (アイススクリュー)というらしく、アメリカではバイクやATVのアイスレースに使われているようです
雪上レース用ということで、このピンを全ブロックに打てばふつうにバンクさせてコーナーを回れるほどのグリップになるんですが、舗装路を一回でも走れば削れて終わってしまいます・・・

トシを取ってくるとタイヤ組み換えはかなりの重労働です
何年か前の正月にギックリ腰をやってますので、長時間ムリな姿勢で屈んでいると再発の恐れがあります
ショップへ持っていってチェンジャーで一気にやってもらうのも考えましたが、まぁ毎年のことなので自宅でタイヤレバーでちんたらやることにしました
たまにしかやらないので、いつまでたっても上手くなりませんね
しかもいつも冬場なので、外す方のタイヤが寒さでカチカチ!
苦戦はしましたが、昔のようにタイヤレバーでチューブを挟んでパンクさせたり、うまくいかない事にキレたりしなくなりました(笑)
半日かけてなんとか前後タイヤ組み換え完了(^^
空気入れがご覧の12V電動コンプレッサーなので、ビードを「パンッ!」と出すパワーがありません
何回か空気を入れ直して、ビードが出ました
夜、ちょっとだけ試運転
ディグリーのハンドルがなんかすごい曲がってるなァ・・・と思ったら、6月に林道ツーリングで骨折ってからこのバイク1回も乗ってなかったんですね
適当な電柱を見つけてハンドル修正
元どおりになりました(笑)
オフ車は冬もタフです

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BMWを変えた2人のデザイナー

2008-12-10 | BMWmotorrad

近年、矢継ぎ早にBMWがニューモデルを発表する背景には、世界的不況の中でバイクメーカーとして生き残るための戦略が見てとれる
それは新しいマーケット・ユーザーの開拓に他ならない
往年のBMWユーザーで、どんどん日本車化していく今のBMWの状況に危惧を感じている人は少なくないと思う
最初のOHVボクサー(R32)が生まれてから今年で85年になるが、ボクのR100Rミスティックはその系譜の最終モデルにあたる
ひとつのモデルを長い間リファインし続け、良いものは変えないというスタンスは
、かつてドイツの自動車メーカーに共通する考え方だった

しかし同じものを長く売っていればマーケティングの限界は見えてくる
これまでのBMWはどちらかというと保守的なユーザー層に好まれる、簡単に言えば若者が買わないバイクだった
そこでBMWが行った改革は"伝統"を捨てる事だった
1993年にデヴィッド・ロブがデザイン部門のチーフに就任してから2輪部門の舵取りは大きく変わった
彼の最初の作品はR1100GS
当時は奇怪なデザインとされたが、その後に発表された斬新なFシリーズや新しいKシリーズ、Rシリーズの登場によって2007年には全世界で過去最高の売り上げ(10万2467台)を記録した
ちなみに2007年の売り上げ台数の43%はGSシリーズで占められている

同時期にBMWに入社したクリス・バングルは、のちに4輪部門チーフデザイナーとなり、デヴィッド・ロブと同じくBMWデザインにイノベーションをもたらした鬼才の一人だ
彼の最初の作品は2001年発売の7シリーズ(E65)
あまりに前衛的なデザインだったため、当時は賛否がはっきり分かれた
しかしこの7シリーズから始まったデザイン路線は、以降のBMW全車種で継承され、これまでのコンサバティブなBMWのデザインイメージを一新した

この2人の偉大なデザイナーのリーダーシップが保守的思考を断ち切り、現在のBMWのアグレッシブなブランドイメージを築き上げたのは間違いない

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新型K1300シリーズと排ガス規制問題

2008-12-08 | BMWmotorrad

BMWの2009年モデル、K1300Sが発表された
排気量が1293ccに拡大され、パワートルクがそれぞれ175PS/140Nmとなり、出力ピークが1200エンジンより1000回転下がっている
K1200シリーズのオーナーにとってはあまり喜ばしくないスペックアップか!?
個人的にはこのバイクは待ち望んでいたもの
なんといってもパワー・トルクが初代ハヤブサと同じ
BMWもここまできたか・・・という感じがしている。

話はガラっと変わるが、昨年日本の二輪車の排出ガス基準が大幅に強化された
現在の排ガス規制は「平成18年規制」といわれるもので、『平成18年10月1日以降生産の新型車に対し、排ガス中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)を従来より約85%削減、窒素酸化物(NOx)を50%削減する』というもの

 ・小排気量車(50cc~250cc)

・国産新型車は平成18年10月から適用
・輸入車、継続生産車は19年9月からに適用

 ・大排気量車(251cc~)

・国産新型車は平成19年10月から適用
・輸入車、継続生産車は20年9月から適用

この規制により2スト車が絶滅しただけでなく、多くの国産車がカタログから消えた
BMW・ドカ・ハーレーなどの輸入車、そして日本製フルパワー逆車も今年9月からは、世界で最も厳しい排ガス基準をクリアしなければ国内登録は不可能となる
正規物では既にプレストが09YZF-R1の輸入を見送り、モトマップでも09GSX-R1000がWEBのカタログから密かに消えている(750・600・隼は継続)
一方ホンダは今回の排ガス規制が導入される少し前(19年7月)に国内馬力自主規制が撤廃されたのを受け、118馬力の国内仕様ホンダCBR1000RRを登場させている
BMWに話を戻すと、すでに2010年モデルK1300Sにおいても175馬力表記(フルパワー)で国内登録が可能となっている
早くからインジェクションとキャタライザーに取り組んできた成果と見るべきか?

次に、ネイキッド版のK1300Rも細部が変更された
新色の鮮やかなオレンジがなかなかイイ
K1300Rの最高出力は173PSと若干デチューン
S同様、メーターのデザインが変わった
フルスケールはS、Rともに300km/h
ウインカーとテールランプがクリアレンズになりLED化、特にテールランプはポジション球とストップ球が別体式となり複数のLED発光式になっている
サイレンサーの形状も変更

最後にK1300GT
斜め後ろからの角度がすごくいいかも
やはりパニアは同色の方がまとまり感があるように感じる
ツアラーのGTは最高出力が160PSに抑えられ、こちらもカウルデザイン、カラーリング、メーターパネルの意匠を変更
メーターのスケールは260km/h

3モデルともにオプション設定の電子制御可変サスがESA-Ⅱに進化
ASC(トラクションコントロール)のON/OFFスイッチも設定
そして新たにギヤシフトアシスタンス(クイックシフター)が選べるようになった
シフトアップ時にクラッチ操作がいらない
言い方を変えればセミオートマなので、ロングツーリングでは疲労が減るのかもしれない

我々BMWオーナーにとっていちばんショッキングな変更は、やはりウインカースイッチの変更かもしれない
ついに日本車と同じになってしまった・・・
たしかにハンドル回りは見るからにシンプルに軽くなった感じがする
これまでの左右独立式ウインカースイッチは追い越し時やハザードなど、慣れれば便利なものだった
これをあっさりやめてしまうあたり、柔軟なメーカーと言わざるを得ない


さて、厳しくなる排ガス規制の中、将来的に空冷ボクサーエンジンが生き残れなくなるというハナシがある。
そのエミッション対策としては水冷化がひとつの方法だが、そうなるともう"牧歌的"というエンジンでは完全になくなってしまうだろう
少なくとも水平対向というレイアウトだけは未来永劫残して欲しいと思う
まぁかなり先の話になるだろうとは思いますがネ・・・

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