珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

美深~宗谷の旅を振り返り

2005-10-28 | ツーリング

10月26日~27日の2日間、道北ツーリングに行ってきました
先発隊4台は、25日に出発して道東周りで美深で我々と合流の予定でしたが、美深に向かってる途中KさんのF650GSのラジエーターに穴が開きクーラント漏れとの連絡が!
数時間足止めを喰らったみたいですが、なんとか応急処置をしてツーリング続行となったようです

ボクとMさんは1日遅れて26日の朝に札幌を出発
昼過ぎ、幌加内の"道の駅ルオント"に到着
さっそく新ソバを2人前平らげました 
ルオントで"蕎麦挽き会"があるというので3時間ばかり見学しました
16時ころ、幌加内を出発 
美深まで70キロ
薄暮の美深峠の気温は2℃ 稜線の夕焼けが印象的でした
17:30、"道の駅びふか"に到着
薄暗い駐車場にK75Cが佇んでいました
タンデムで来たTくんとBくんです
日帰りのつもりで来ているのでホントに手ぶらです!
4人でバンガローの鍵を受け取って中に入るとビックリ
単なる"丸太小屋"ではなく、まさにコンドミニアムでした 
ソファにシャンデリア、ベッド、天然温泉のユニットバス!
極めつけはカラオケ完備
これを見たTくんとBくんは宿泊に変更(笑)
年甲斐もなく、はしゃいでしまいましたw

21時にようやく先発隊の4人が到着 
そして22時に125トライアルマシンでガソリンを背負って参加のKさんが札幌から到着(ご苦労サマです)
バイク談義に花が咲き、宴は深夜まで続きました・・・

翌朝は10時に出発
スコルパ125とK75Cのふたり、そしてラジエーターに爆弾を抱えたF650GSが真っ直ぐ帰札
残る5台が"もずくソバ"を目指し一路宗谷岬へ!

2日目も天候に恵まれましたが、時期が時期だけに走ってるバイクはあとにも先にも我々だけでした・・・
この日食堂"最北端"では「もずくソバ」が2人前しかできないとのこと。
ガーン!
「モズクはいっぱいあるんですけどソバがないんですよ~」とおばちゃん
メニューを見ると"もずくラーメン"というのもありました
「じゃあモズクラーメンください」
食べるとこれもなかなか美味かったです

喰い終えると皆で間宮林蔵の銅像の前でしばしマッタリ
いつもながら、宗谷岬はいるだけで達成感があります
出発前に工場長のK1100RSからフォークオイル漏れが発見されました
本人ちょっとブルー?

帰りは宗谷丘陵を通り、天塩で最後の給油をして日本海側に出ました
あとはひたすら真っ直ぐです
100キロおきに休憩して、その都度たばことコーヒーとまんじゅうを喰ってましたw
海岸線をひた走り、やがて日没
右に夕日を見届け、徐々に夜の帳が下りてきました
星が綺麗でした
厚田に着いたのが21時
ここで解散

いい旅でした

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K75C現る

2005-10-18 | BMWmotorrad
夜ツーの集合時間にストカイに行くと、すでに何台か大型バイクが停まってる
「おやおや?なんか一台多いゾ・・・」
見慣れないビキニカウルのBMWがいる
「はて?こんな知り合い居たっけ??」
Kシリーズには違いないが、エンジンが小さい
顔を下に潜り込ませるとエキパイが3本しか出てない
ラジエーターカバーも"キドニーグリル"になってる
K75Cダ!
店に入るとB君がニヤニヤしてました
秘密裏に注文していたとのこと
なかなかやりますね~
そういえば最近やたら頻繁にアウフに行ってたような気がしないでもない・・・
フクダから引っ張ったというだけあって"上物"のようです
シティケースとパニアケースの2種類付きなのでTPOでケースを選べるという贅沢な仕様です
水車町1周試乗してきましたが、ハンドルマウントのビキニカウルのせいで400クラスの軽快感があります
パワーは必要にして十分
3気筒という割りには、やたらモーターのようにスムーズでした
旅のツールにはもってこいです
AUF岡村氏が手放さない理由がなんとなくわかりました
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幌加内で新そば

2005-10-15 | BIKe
ぶらっと幌加内まで蕎麦を喰いに出掛けました

昨年の10月に履いたタイヤ<ミシュラン・アナーキー>がここにきてスリップサインが出ました
約6千キロ持ちました
そもそも"立ち"が強いバイクなのに、タイヤの"真ん中減り"が加わってまったく"曲がらない"状態です
ハンドルに舵角が付いて曲がるというBMWの特性がよりいっそう顕著に現れます

国道275号線経由で幌加内まではおよそ150Km
当別の医療大学付近の幅広い4車線道路を快調に飛ばしていると、白いセドリックセダンに追いつきました
真後ろに近づきスタンディングで天井の切り欠きを確認
どうやらP車のようです
ここの道は飛ばしやすいから気をつけましょう

沼田までは比較的混んでましたが、そこから先はもう田舎そのもので交通量も一気に減ります
木々の紅葉も始まっていて、最高のロケーションでした
幌加内に着くとあちこちに"新そば"の看板が目に付きます
「どの店に入ったらいいのか?」
蕎麦に詳しい知人に電話で聞いてみました
2~3件教えて貰い、その中の1店"八右ェ門"に入ってみました
中に入ると近所の農家のばっちゃん達の憩いの場のようでした
「大もり1枚」を注文(上の真ん中の写真)
さすがに新そば、美味いのなんの 
メニューを見ると蕎麦には2種類あるようで100%蕎麦粉バージョンの"田舎そば"というのがありました
「オバチャン、田舎のもり1枚ちょうだい」(上の一番下の写真)
こっちは打ち方から違って"太麺"です 
まさに蕎麦の味がしました 
食べ応え満点
最後にそば湯で締め、店の70歳くらいのオバチャンに「おいしかったぁ」というと「こんどお祭りにいらしてください」と言っていた
毎年9月の第一土・日に"幌加内新そば祭り"があるのだそうです
日本全国から"ソバ喰い"が集まってきて町が大賑わいになるようです

人が殆ど歩いていない、今日のような静かな幌加内の方が好きですけどね
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函館で塩ラーメン

2005-10-11 | 
突然塩ラーメンが食べたくなったので正午すぎ、ロッパンに跨り函館へ出発
気温はだいたい18℃くらいと快適 雨の心配もナシ

札幌から中山峠~豊浦までの230号線はまったくもって胸のすく走り
一転、5号線に入ってからは「これでもか」というぐらいの道路工事に辟易しました
この季節どうしてこう工事が多いのでしょう?
坦々と走っていると、左に駒ヶ岳が見えてきました
大沼を左に見てトンネルを抜けると、ほどなくして函館新道(自動車道)の入り口が現れました 
暫定供用中とあります
知らない間にここまで延びてたんですね
赤松街道の渋滞を通ることなく昭和辺りまで一気にワープ
2時半に函館駅着
久々の函館です

まずは函館駅を見てガッカリ・・・
ずいぶんとまたサイバーチックな駅舎になったものです
もうちょっと旅の風情があってもヨカッタのでは?と思って隣りの朝市の界隈を散策すると
こっちは相変わらず猥雑で小汚くて函館らしさが残ってて安心

塩ラーメンの店"豆さん"は駅裏から3~4分くらいのところにあります
着くと豆さんの建物もこれが新しげ…
屋台っぽい店を想像していたのでちょっと拍子抜けしました
ふつうの塩ラーメンを注文
最近食べた透明系のラーメンではなかなか旨い方だと思います
函館まで来た甲斐は十分にありました
1度ご賞味アレ

近くの埠頭でタバコを吸って一服
穏やかな陽射しです
マメさん隣りのENEOSで給油
札幌から函館まではワンタンクでトリップメーターは266km
ガソリンは14,97L入りました
燃費は17.8km/Lということになります
開けると伸びません

食後にぶらっと元町界隈を観て廻りました
海を見下ろす坂道と石畳っていいですね
ハセストでコーヒーを買って午後4時
束の間の函館に別れを告げました・・・
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K1200S試乗記

2005-10-05 | BMWmotorrad

↑K1200S 車両本体価格は210万円

↑メインフレームの低さに注目

↑いままでのBMWにはない雰囲気

↑レッドゾーン11000rpm!!

↑ESAというボタンは電子調整式サスペンション

↑ファットなタイヤはメッツラーSPORTEC M1 190/50ZR17

K1200Sに乗ってきました
まず排気音デカいです! 
そしてスタンドを起こした瞬間、軽い!
この2点で最初に驚かされました
新エンジンは、縦置きをやめて並列4気筒に変わりました BMWのやることですから考えあってのことでしょう
特徴としては、80年代のヤマハのジェネシスエンジン(FZ750など)の45度前傾シリンダーからさらに10度寝かされた55度前傾シリンダーが採用されたことです
このエンジンの設計には、マリオタイセン博士率いるBMW-F1エンジンの技術者も携わっているとか・・・
パワーも相当出てますが、そのうえで10万キロ走れる耐久性も十分考えられており、バルブも直押しではなくロッカーアーム駆動です

クラッチミートして走り出すと、回さなくても相当のトルクを感じます 最大トルクはなんと13kg-mあります
車重を除けば初期型GSX-R1000よりパワー&トルクがあるワケですから速くないわけがありません
アクセル一捻りで怒涛の加速をはじめます 
特に7000rpm以下のトルク感がメチャメチャ気持ち良く、回してる感じがしないのに車速だけがグングンと伸びます
このエンジンの本領は8000rpmから上にあります 
そこからレッドゾーンの始まる11,000rpmまでは完全にパワーバンドと呼べるもので、あまりに鋭く吹け上がるので1~2速ではレブリミッターが瞬時に作動します
音がまたいい
脳天に突き抜けるような甲高いサウンドを発し、官能を刺激します
思わず脳汁が出ますw 
アクセルを開け閉めしたときの回転マスは意外と大きく、回転落ちも遅いのでレスポンスが穏やかに感じます これは雨天時などに開けやすくするために、
BMWがわざと遅くしたフシがあります
参考までにダイノマシンで測った人によると、後軸で140~150馬力程度出ているようです
ゼロヨンが10秒台後半、最高速は実測で270㌔(メーター読みで290㌔くらい)とのことで、頑張っても300km/hは出ないようです
BMWのカタログには「0~100㌔加速2,8秒」とあります
バイク乗りはあまり驚きませんが、この数値はセナの時代のホンダF1が2,8秒と言われてますからけっこう速いですね(ちなみにローンチコントロール付きの現行F1は1,9秒です!速ェ~)

話題のフロントサス「デュオレバー」ですが、減速時と加速時の荷重の違いでキャスター、ホイルベースが微妙に変わるというモノらしいです 
1571mmもホイルベースがあるのに、小さいコーナーを簡単に曲がれるのはこのせい?
体感ではテレレバーに比べるとブレーキング時のノーズダイブ感は大きく感じました
ブレーキはサーボが働くため指一本のフェザータッチでフルブレーキまでOK インテグラルABSのおかげで車輪がロックすることは皆無 
このバイク、どんなにバカなことやってもコーナー手前までには辻褄が合ってしまいます 
初めて走るような峠道では大きな武器になるかもしれません 
余談ですが、昨今のBMW-Evoブレーキ装着車の制動力は2輪の次元を超えてるので、オーナーの皆さんは後続のバイクには注意が必要かも・・・
同じようには止まれません
タイヤはメッツラーのSPORTEC-M1
リアは190サイズと極太 
サスペンションはESA(電動可変サス)付きで前後とも3段階調整式(Hard/Normal/Comfort)で、走行中でもハンドル左側のスイッチで切替え可能です
けっこうメリハリがあってHardはガチガチ、COMFORTはフワフワ、通常はNormalモードで事足りると思います 
停車時にボタンを長押しすることで、シングル⇔タンデム及び荷物の有無に対するスプリングのイニシャル設定ができます
エンジンは圧縮比13,0というショップチューンエンジンのようなコンプレッションですが、昨今のエンジンマネージメントはさすがで、市街地でも6速1500rpm(50㎞/hくらい)から難なく使えます 

メーターのマルチ液晶パネルには、水温、FUEL、時計、トリップ、ギアポジション、サスペンションモードのほか、リザーブ時には燃料残量に対しての走行可能距離を表示します そして日本仕様はグリップヒーターが標準で付きます
200万円用意できる方にはオススメです

 

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R1200RT試乗記

2005-10-05 | BMWmotorrad

↑R1200RT (ABS+CAT付き 226万円)

↑インテグラルケースは標準装備

↑この大型カウルのおかげで風が当たりません

↑クルマのようなメーター 中央はオンボ-ドコンピューター

↑電動スクリーンのスイッチ 上下に無段階調整式

↑グリップヒーターとオンボードコンピューターのモード切替え

↑ツインプラグ採用 セカンダリ側は進角しない制御

↑ブレーキキャりパーはブレンボ製

↑新型パラレバー アクスルは中空タイプとなり大幅軽量化

 
新型R1200RT試乗記
実車を前にするとボリューム感に圧倒されますが、こう見えて乾燥重量は229kgしかありません 
旧型と比べても大幅に軽量化されています 
イグニッションをオンにすると4~5秒間、エンジンコンピューターとABSのチェックが行われます 
これは始動の度に必要な儀式のようです 
エンスト時など緊急の場合はこれを無視してセルボタンを押してもエンジンはかかりますが、チェックをさせた方が概ね調子はいいようです 
新開発の1200ボクサーエンジンですが、振動が少なく回転のスムーズさに目からウロコでした 
普段乗ってる同じ2気筒のGuzziと比べたら、モーターか?と思うくらいまろやかな回り方をします 
6速のミッションはシフトフィーリングが以前のような大味ではなく軽い操作で確実に噛み合う感じになりました これはギヤホイールを斜めに歯切りするなどの工夫があるようです
R1200RTの最大出力は110馬力で、STとともに歴代ボクサーの中で最高値です
このエンジンには嬉しいことに6000rpmから明確なパワーバンドがあります 
ちなみに1速ではアクセル操作のみでフロントが浮きます
回さなくてもトルクが強く、非常にパワー感のあるエンジンです 
最高速はほぼメーターフルスケールの240を振ります  
峠もそれなりのペースで走れますが、サスペンションが柔らかい設定なのでハードに攻めてフル荷重状態になると、ステップが簡単に接地してしまいます 
オプションのESA(電子サス)を装備すれば、前後HARDモードに固定可能なので、もしかするとこの問題は解決するかもしれません 

新ボクサーエンジンは電気的にかなり進化しており、エンジン各所に取り付けられたセンサーからの情報は1本のBusケーブルに接続されています
これをデジタルデータとして伝送し、BMS-Kというエンジンマネージメントシステムが総合制御しています
これまで必要だったワイヤーハーネス類が大幅に省略でき、軽量化にも貢献しています 
使用ガソリンはプレミアム指定ですがノックセンサーの採用で、ノーマルガソリンも使えます
RT専用装備の電動可変スクリーンは風を完全に味方につけることができます
スクリーン上端位置を自分のヘルメットの上端にぴったりと合わせることで、200㌔オーバーでも無風状態を作り出すことが可能です 
このスクリーンのおかげでツーリングの疲労が大幅に軽減されます 
風に当たらないということは大きいですね 

最後にオンボードコンピューターについてですが、5つの機能があります 
1.オイルレベル警告 
2.凍結警告 
3.気温表示 
4.平均燃費 
5.平均速度 
特にオイルレベル警告は油量をリアルタイムで監視しており、規定量より少ない状態の場合、液晶パネル内に走行中でもワーニングが出ます 
燃料タンク容量は27リッターで、仮に20km/Lの燃費だと540kmもの足となります
まずガソリンの心配はありません 
この日はAM10:00に出発してPM6:30までの8時間半で実に600キロ走破しました 
走りっぱなしの割りにまったく疲れないのはさすがRTというべきでしょうか
オプションのクルーズコントロールは是非ともつけたいアイテムです

 

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