某日深夜、小樽の毛無山を走っていた 赤井川まで走ってUターン ふたたび峠を上り始めポピの丘を過ぎ、しばらく走って上り右コーナーを立ち上がったところで・・・突然駆動が抜けた 「???」 ギヤを何速に入れてもトラクションゼロ 「ついにきたか・・・」 どうやらミッションが逝ったようだ いつかはくると思っていたが、よりによってこんな時間と場所で・・・ すぐに悟り、自走は断念 レッカーの段取りを考える トランポ所有の知人は何人か心当たりがあるが、時間はすでに深夜2時を回っている・・・ みんな普通のサラリーマンだ とっくに寝てる時間に「小樽まで来てくれない?」というのは迷惑に決まっている ただ、ひとりだけ時間軸のズレてる人がいた。 その人とはB君です(笑) たぶん彼ならチカラになってくれるハズだ・・・ ところが自分の携帯がFOMAであることに気づいた! 圏外マーク・・・ 始まったばかりのFOMAサービスなので、この山奥での受信は絶望的 電波のあるところまで歩くことに いったいどこまで歩けばいいのか・・・ 暗闇の峠を小樽側に20分ほど歩いたところでアンテナマークが1本立った が、すぐにまた圏外になり更に10分歩く 深夜とはいえ、たまにクルマが通る もしかしたらボクを見て「ライダーの幽霊」と思った人もいたかも・・・ ようやくアンテナマークが2本立ったところでB君に連絡がついた 来た道を戻り待つこと1時間半、ダイハツの軽トラと、Ropes君・T濱君を乗せた"シルバードラゴン号"が到着 この3人は身体がデカい なんと心強いことか! スロープの板がなくても全員の人力で持ち上げて積み込むことに成功した 大雑把にロープを掛けてケナシ山を出発 札幌のファミレスでみんなに労をねぎらい、自宅でバイクを降ろしてAM6:00解散 B君、T濱君、Ropes君ありがとうございました
長い夜だった・・・というかもう朝ですが、家に着いてホッとしたのも束の間、修理にいったいいくら掛かるんだろ・・・? 別の重圧が襲ってきた とりあえずなにも考えないで寝ることにしまーす
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