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旧R100シリーズは上の写真の状態まで車載工具だけで分解できます もし予備のセルというものを持ち歩いていれば道の駅でもセル交換は可能なのです。 すばらしきかなOHV・・・
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シンプルな構造なのでセルを撤去すると中は空っぽ エンジンの真上という、どう考えても高熱でヤラレそうな場所にセルが付いてます 壊れる原因はやはり熱と振動でしょうか
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▲これが今回壊れたスターターモーター、バレオD6RAという型番です MADE in FRANCEです ボクのエンジンはOHVの最後期型なのでセルも何かしらのアップデート版が装着されてるハズなんですが、壊れるものはやっぱり壊れます 最終モデルといっても1995年製ですから今年でもう15年は経過してます 1台をここまで長く乗ってしまうBMW故に起こるトラブルなのかもしれません
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何が壊れていたかといえば、モーター内のフィールドマグネットという部品が壊れてました マグネットハウジングから磁石が剥がれ落ちてアーマチュア(回転子)に噛んで回転不能になるという症状です バレオのトラブルでいちばん多いのがコレです
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▲この4枚のマグネットはわずかな接着剤でハウジングに固定されてるだけなのです 逆にいうとこれでよく15年持つなと感心してしまいます このマグネットは割れていなければ再利用が可能 現代のハイテク接着材で固定し、元に組み直せば再び5万キロ以上は使えるのでした このセルは予備にして今回は新品を買うことにしました ちなみにバレオD6RAの新品価格はいくらなのかと言うと、一昔前だとディーラー価格で8万くらいしてた時期もあります 貧乏ライダーに買える値段ではなかったです 今は円高の影響もあってか海外通販で新品の同じものが1万6千円で手に入ります 送料・諸経費込みで2万以下で手元に届きました
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アメリカ西海岸にあるEURO-MOTOR-ELECTRICという会社に在庫があるというので、担当のJohnとかいう男と英語のメールで何回かやり取りしたあとに発注 荷物はサンフランシスコからUSPS便で5日で日本に届きました いまはパソコンから追跡できるのでかなり安心です
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▲こちらが届いたばかりの新品バレオD6RA(15) ポーランド製でした 旧モデルに比べて若干電力容量が増えてマグネットも接着剤が強化され、剥離防止用のクリップも追加されている改良版のようです
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食品のように製造年月日となぜか時間まで印刷されています このセルは2010年の3月製造のようです 100GS乗りの友人T.Sさんによると、一度中を開けてマグネット間の隙間をエポキシなどで固めて補強してから組めば万全だよとのことでした 今回はとりあえずポン付けで装着 さっそく始動チェック さすがは新品、セルの回転の速さが全然違います 久々にボクサーサウンドも聞けて満足
さて、せっかく直ったのでどっかに走りに行きたいところですが、外はもう冬なんですよね・・・
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