珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

シェイクダウン

2006-05-27 | MotoGuzzi

Guzziのミッションが組み上がったので、さっそくダメ出しツーリングに出掛けました
今回は竜巻Rさんと休みが合ったのでK1と2台で走りました
K1はこの日の朝にWPリアサスが付いたばかりで、こちらも初試走とのこと
フォークスプリングもWPの物が届いてるそうですが、業者が部品を間違ったらしく、こちらは返品するようです
そしてK1のマフラーがいつの間にかREMUSのフルエキに替わってる!
いろいろとK1のモディファイが進んでいます
さてGuzziですが、ミッションを組んでまずは家の回りをチョロっと走ってチェックしました
そこで最初の問題が発生!
走り出すとミスファイヤだらけで、アイドリングを全くしません
降りて点検するとインジェクションの配線を一個繋ぎ忘れてました
これはT.P.S.(スロットルポジションセンサー)のカプラーでした
エライもんで、繋いだだけでキレイに吹けるようになり、アイドリングも安定しました
気を良くして全開にしていくと、こんどは突然「パーン!」という炸裂音とともにエンジンが片肺死んだような状態になりました
「マジで・・・?」
再び降りてチェックすると、なんと右シリンダーのインジェクションボディがゴッソリ外れてました!
これはインシュレーターバンドの締め忘れでした・・・(汗、、)
その後はクラッチレバーの遊びを調整しただけで特に問題は起きませんでした
やれやれ・・・

さて快晴の土曜日、K1とのツーリングはなかなか楽しいものでした
目的地は増毛の"まつくら"での海鮮昼飯です
K1はWPリアサスのおかげで直安がビシッと良くなったそうです
REMUS管はノーマルに比べれば音はデカイですが、消音重視(多段膨張型)のサイレンサーのため、爆音ではありません
ハードに走った結果、Guzziの駆動系にはこれと言ったトラブルも無くエンジンも好調
行きと帰りに厚田に寄りましたが、VT250に乗った白人ライダーから流暢な日本語で、「両方メズラシイネ」と言われました(笑)
長身の白人ライダーはVTのタンデムシートに彼女を乗せてギューギューの状態で札幌方面へ帰っていきました

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Guzzi復活記その3

2006-05-23 | MotoGuzzi

クラッチ部品が思いのほか早めに入荷したので、さっそく取り付けてみることにしました
ちなみに純正パーツのクラッチ板(フリクションプレート)はAP製でした。
部品発注後に社外の強化クラッチも発見したのですが、ミッション保護という観点から、クラッチは強化しないことにしました
ミッションはすでに降りているので、あとは付けるだけ・・・というワケにはいきません
クルマのメカニックの方ならおなじみの光景かと思いますが、センター出しが必要です
ウチにはセンター出しツールがないので、目測でスプラインを合わせることにしました
一か八かの賭けです(笑)
瞬間接着剤を点付けし、2枚のクラッチ板をフライホイールに静かに接着。少しづつスプリングを縮めていき、最後に8本のボルトで固定
さあ、ここからです
ミッションをクレーンで吊りながらメインシャフトを挿入していきます
ダメもとでギコギコとやってると、スパ~ン!と密着
なんと一発で成功(^^

バイクを元どおりにして、エンジン始動
アイドリングで恐る恐るクラッチレバーを握ると、パリッという音とともに接着剤が剥がれ、フライホイールとクラッチがフリーになりました
乾式特有のスラストベアリングのシャリシャリ音を久しぶりに聞き、うれしくなっちゃいました
やっと復活です~

部品代
○クラッチ板・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥12,500×2
○ダイソー・ニセアロンアルファ・・・・・・・・・・¥105
                                                        
                                                           計¥25,105

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戸田記念公園

2006-05-21 | その他

桜の名所、戸田記念公園に行ってきました
厚田からショートカットするときによく横を通りますが、中に入ったのはこれが初めて
基本的に墓地なんですね
それはそれは見事な桜でした
すでに満開です
人の数もスゴイ
行く途中に石狩八幡の"清水ジンギスカン"で昼飯をと思っていたのですが、12時半の時点で肉が完売!
閉店の札がかかってました
もしかして花見客が大量に買ってしまったのでしょうか?
戸田公園ではジンギスカン禁止なので、桜の下では皆さん静かにお弁当を広げてましたが・・・
リボンシトロンで咽を潤しながら公園を散策していると無性にジンギスカンが食べたくなり、協議の結果長沼の"かねひろジンギスカン"を食べに長沼に行くことになりました
当別~長沼間の最短ルートをカーナビで検索して案内に任せっきりで走って行くと、篠津のあたりで偶然"まちむら牧場"の横に出ましたのでソフトクリームとヨーグルトを食べました
274沿いのかねひろジンギスカン直売所
"ドライブインせき"に着いたのは夕方4時でした。 ロースジンギスカン定食(1000円)を2人前注文
運ばれてきたジンカン鍋を見てビックリ
松尾のようなギザギザがなく、ツルンとした台形のカタチをしています
これは特許なんでしょうか?  ふちには誇らしく"かねひろ"の刻印。
テフロン加工で焦げづらく、なかなか具合のいい鍋でした
味付けラム肉もやわらかくて美味
となりの売店で長沼産の野菜を買い帰宅
なんのオチもなくスミマセンm( __ __ )m

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Guzzi復活記その2

2006-05-20 | MotoGuzzi

クラッチの部品が来るまでに、タペット調整をすることにしました
MotoGuzziのマニュアルによるとタペットクリアランス調整は6千㌔毎で、同時にスタッドボルトの増し締めを推奨しています
Guzziは、跨ったままでプラグ交換ができる稀有なバイクですが、タペット調整もタンクを外す必要はありません

プッシュロッドでバルブを駆動するOHVなのでヘッドにはロッカーアームしかなく、とてもシンプルです
ヘッドカバーは単なる"フタ"です
まず片バンクごとに圧縮上死点を出し、バルブをフリーにします。 ロッカーピンを抜くとロッカーアームが外れ、プッシュロッドがフリーになります。
プッシュロッドは軽量なアルミ合金製です。曲がりと磨耗をチェック 問題なさそうです。アーム類を外すとスタッドボルトが6本現われます
締め付けトルクは90度緩めて4,2kg/mで締め込み。
ちなみにトルクレンチはアストロプロダクツのラチェット式を使っています

バルブとロッカーアームの当たり面をチェックすると、ちょっと当たりがきつい感じですがギリギリ許容範囲
ワッシャーにスーパーゾイルを塗布して組み付け
さてタペット調整ですが、面倒なシム式ではなく"ネジ込み式"です。ゲージで測ると、クリアランスは0,1mm以下とちょっと突き上げ気味・・・ コンプレッションは大丈夫だったのでしょうか?
メーカー推奨値のIN→0,10mm EX→0,15mmに調整してタペット調整は無事終了

ローテクの塊OHVエンジンですが、NASCARで活躍する5,8リッターV8OHVエンジンは1万回転まで回って約800馬力を捻り出します
単純に2気筒に換算すると200馬力(!)のポテンシャルはあることになりますが・・・
夢のあるエンジンですね(^^

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ウエア破損

2006-05-10 | バイク用品

先日林道で遊んでいたときに派手なコケ方をして、新調したばかりのツアランスのパンツの尻をガッツリ破りました
大ショック!
これはイカンということで、さっそく修理の算段を練りました
元通りに直すためにはBMWディーラー経由で専門の縫製業者に渡し、純正の生地を使い、純正の縫い糸で修復して元の防水性を確保するというのが確実な方法だそうです
しかし納期とお金がかかりそうなのでこの方法はやめました
そこで身近な仕立て屋さんで修理できないものかとネットであれこれ調べてみたところ、札幌市中央区で"テーラー松崎・衣料修理センター"なるお店を 発見
HPを開いてみると、バイクウエアの修理も専門に手掛けているようなので、直接行って相談してみることにしました
2階建ての小さな店を訪ねると、すぐに職人さんが現われました
破れたパンツを見てひとこと「あー簡単だね」
アウター生地を上から重ねて縫い付ける方法がいちばん綺麗に仕上がりますよとのこと
しかし店の人が困った顔で
「これと同じ生地はウチにないんですよねぇ・・・」
―どうしたらいいんでしょう?―
「カナリヤさんなら売ってるかもしれません」
必要な寸法を紙に書いてもらい、その足で今度は"カナリヤ"に向かいました
"裁縫用品の殿堂"カナリヤは男の子の行くところではありません
場違い感いっぱいで店員の若い女の子と一緒にデュポンのコーデュラに近い生地を探しました
同じものはありませんでしたが、近い質感のポリエステル生地を見つけたので、裁断してもらいました
110㌢×50㌢の大きさで、価格はたったの500円
コーデュラにくらべると引裂き強度は劣ると思いますが、撥水加工されているようなので、もしかしたら防水性能は上がるかもしれません
買った生地を手に、再びテーラー松崎を訪れました
生地を見せると「これでバッチリです!」とひとこと
あとは出来上がるのを待つだけです
ちなみに縫製代金は大体5~6000円くらいで、納期は一週間くらいとのことでした
正規で直すよりはかなり安く済んだと思います
あとで分かったのですが、テーラー松崎は市内のバイク屋さんの多くがウエアのお直しで使ってるとのことでした
テーラー松崎・衣料修理センター 

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Guzzi復活記その1

2006-05-04 | MotoGuzzi

昨年の7月14日にミッションブローして以来、ず~っと手をつけずに10ヶ月間にわたり不動車となっていたGuzziですが、このたび修理に本腰を入れることにいたしました
「Guzziはいつ直るの?」という周りの熱い声に応える為にも、この連休を機にGuzziを復活させることにいたしました

↑ミッション側メインシャフト

昨年リア回りとシャフトを外した以外、何も手をつけずに冬を越しました
ミッション降ろしですが、Guzziのエンジンは縦置きなので後半部分がミッションとなります
作業スペースは狭いですが、エンジンを降ろさずにクラッチハウジングから後方だけがゴッソリ外れます
邪魔になる巨大なセルモーターやインジェクション関係の部品を片っ端から外していき、自作のエンジンクレーンで吊って無事ミッションが降りました
開けてみると、まず最大の懸案事項であったメインシャフトのトラブルは無くホッとしました

↑クラッチ構成部品

原因はクラッチ板でした
メインシャフトギヤに噛み合うはずの2枚のクラッチ板(フリクションプレートのスプライン部分)が、2枚ともプレートから千切れて脱落しておりました

↑ちぎれたクラッチ板

ブレーキローターのフローティングマウントのような構造で、大トルクを受け止めるにはちょっと華奢な造りです。 正直「これで大丈夫なの?」と思いました
90馬力程度のパワーだとこんなものなんでしょうか?
クランクマスは相当にあるエンジンなので、もしかするとミッションを守るためにわざとココを弱くしているのかもしれません

↑プレート側

Guzziでレースをやってるショップ何店かに電話で聞いたところ、
「そこが壊れたケースはありませんね」との答えが異口同音に返ってきた
どうやらレーサーよりも激しい乗り方をしていたようです(笑)
2枚のプレートが千切れて完全に脱落するまでは何とか駆動は掛かっていたようで、シフトミスのあとしばらくの距離を走れた謎がようやく解けました

↑スプライン側

時期的にそろそろクラッチ交換は考えていたところだったので、まぁイイ壊れ方だったのかもしれませんね
連休明けにでも部品注文する予定です
納期が1年先とかだったら笑いますけどね
それがありうるからGuzziはコワイんですが・・・
またいずれレポートします

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雨の馬追

2006-05-01 | BIKe

国道274号線
長沼町と由仁町を隔てた"馬追山"と呼ばれる、なだらかな丘陵の中腹にある"マオイの丘"
その昔誰かが馬を追っかけ回していた土地なのかどうか分かりませんが、とても綺麗な場所です
札幌中心部から約35㌔、ツーリングの集合場所によく使われており、ぶらっと走るには程よい距離です

今日は早めに仕事を切り上げました
時刻は日付け変わって月曜の0時20分
iモードの天気予報によると、0:00~6:00までの降水確率は70%
すでに小雨がパラパラ降っています
今日の目的はウエアの浸水テスト第2弾

厚別あたりから雨が本降りになってきました
マオイの自販機でコーヒーを買うつもりなので手ぶらですが、途中タバコが無いことに気付き、274沿いのローソンに寄りました
ずぶ濡れのままジェットヘルのシールドだけを上げて店内に入ると、バイトの若い店員にギョっとした顔で見られました
ちょっとした捨て身のコンビニ強盗に見られたかも・・・
レジでタバコ代を払うと強盗目的ではないと分かり、「バイクですかぁ?タイヘンですねぇ・・・」と哀れみのコメントを発した
防水ポケットにタバコをしまって店を出る
店員の心配をよそに、ウエアの中は1ミリたりとも濡れていない
外見がずぶ濡れなだけに、これはけっこう痛快

マオイの丘に着くと、トレーラー数台がエンジンをかけたまま仮眠をとっていた
GWとあって、キャンピングカーも何台か停まっています
30分ほど缶コーヒーでくつろいで、今度は千歳から支笏湖方面へ~
雨はどんどん強くなっています
走りながら、なんとなく手が浸水気味だなァ・・・と感じながら湖畔に着きました
停まってチェックすると間違いなくグローブの中が浸水してます
しかしこれはゴアテックスのアトランティス2グローブのせいではなく、どうやらウエアの袖にしみた雨水が袖口からグローブ内に流れたようです
後から知ったのですが、雨の場合ウエアの袖口はグローブの外に出した方がイイようです
ブーツ・ウエア上下は完璧な防水を確認しました

余談ですが、防水ウエアを着ていても上にカッパを着る人がいます
なぜか?
防水のウエアは体は濡れなくとも表皮に雨水が浸透して、見た目がずぶ濡れになるからです
走りっぱなしのツーリングならばいいですが、食事などで店に寄る場合などはそのまま入るわけにはいきません
上にカッパを着ていれば店先でチャチャっと脱ぐだけですぐに食べ物の注文が可能です
このメリットは確かにあると思います
しかし、雨が降ったら着る→止んだら脱ぐの繰り返しがちょっとイヤですね
バタつきも気になります
それからバイク用のカッパってどうしてあんなにカラフルでかっこ悪いんでしょうか?
余談でした・・・

さて支笏湖から札幌市内に入り、雨はさらに強くなってきました
体は依然として「ドライ」な状態を保っています
こうやって雨とたわむれていると、子供のころを思い出します
ワイパーを忙しく動かす深夜のタクシーと信号で並びながら市内を抜け、無事自宅に到着
浸水テスト第2弾終了
BMWウエアの防水性能は確かなものでした

今日もまた、タフな夜でした・・・

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