珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

然別峡林道ツーリング その①

2010-06-30 | 廃墟探検

然別湖~トムラウシ界隈の林道まで走りに行ってきました
中富良野「星に手のとどく丘キャンプ場」で一泊
このキャンプ場はバーベキューハウス完備で、貴重なサフォーク種の生ラムジンギスカンを食べさせてくれます
もちろんジョッキの生ビールも飲めます
肉はサロベツとはまた違ったジューシーさで旨い
ガンガン喰って飲んだのでキャンプの金額じゃなくなってしまいましたが・・(笑)
一日目はほとんど肉を喰いに来ただけ(爆)
テントに戻って地図を広げて明日のルートを考えながらラフロイグで一杯
充実した一日目?は終わりました

翌朝は早起きして十勝岳温泉まで走って朝風呂
キャンプ場からバイクで20分、標高1200mにある天然温泉です
朝の空気サイコーでした
この日Aさんが用事で富良野に来る予定だったのですが、メールが行き違ってしまって結局落ち合うことができませんでした・・・スイマセン

トムラウシは地図で見ると十勝岳のすぐ裏に位置するので近く感じますが、ショートカットできる道はなさそうなのでいったん狩勝峠に出て新得に入ります
ちなみに気温30℃超えてます
屈足(クッタリ)という小さな町からトムラウシ温泉方面に走ると左側にパンケニコロベツ林道というロングな林道の入り口があります
ここから山に入って約40km先にある秘奥(ひおう)の滝を見てペンケニコロベツ林道に出るというのが最初の目的です
が、林道の入り口に着くとなぜか警備員が立ってます

警備員 「どちらに行かれますか?」
ボク   「この先の滝を見に行きたいのですが」
警備員 「途中でがけ崩れがあっていま工事やってて通れないですよ」
ボク   「・・・・・・」

来年まで工事は続くとのことで断念
次の目的地「かんの温泉」を目指します
地図によればオソウシ温泉の裏から林道を通ってかんの温泉まで行けることになっています
↓この温泉もけっこうキテますw(営業中)

オソウシからかんの温泉まで林道で約22km
まずまず走り甲斐のある距離です

要所に看板があり、道に迷わない配慮がしてあります
最初の分岐を右に曲がりここから本格的な林道トレッキングに入ります

しばらく行くと道端にシカの足の骨?らしきものが転がってました
なんとも不気味・・・
そしてしばらく行くと今度はキツネの頭部が道の真ん中に転がってました!
えも言えぬ恐怖が押し寄せてきます
止まったらヤラれる(爆)
そう思い始めると林道がとてつもなく長く感じてきました
途中エゾ鹿が二度ほど目の前に現れましたがシカはまぁ許容範囲
さすがに然別界隈は獣の臭いがプンプンしてます
しばらく走って標高の高い開らけた場所に出ました
一面原生林の海!
これを樹海というんだナとつくづく思いました
感動で写真撮るの忘れました(汗、、、
丘陵を走り、狭い橋を渡り、深い森を抜けてようやく出た場所はどこかのキャンプ場でした
予定よりだいぶん手前に出てしまったようです
タバコを1本吸ってからもう1度林道に戻って最初の分岐を違う方角に進みました
ボクのツーリングマップル2006にはこの辺の道は載ってません
分岐から10キロくらい走ったところで舗装に出ました
地図で確認するとウペペサンケ山の登山口に向かう道道1088のようでした
かんの温泉も同じ方角のはず
そしてしばらく行くと眼前に廃墟と化した建造物が出現しました

然別峡林道ツーリング その②につづく~

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然別峡林道ツーリング その②

2010-06-29 | 廃墟探検

菅野温泉跡です
すでに閉鎖されています
今から15年くらい前にここに一度泊まったことがあります
源泉ごとに小さな湯船があちこちにあってほとんど混浴だったような記憶があります
夜遅くに風呂に行ったらキレイなご婦人がひとりで湯船に浸かっていてドキっとした覚えがあります
秘湯ならではでしたネ
朽ち朽ち感自体は今も15年前もそんなに変わってない印象です
来る途中の国道の標識や案内板なんかはけっこうそのままで、鹿追町の公式HPでも「かんの温泉」のページは残っています
"当面の間休業"とだけされているので、もしかしたら再開の望みがあるのかも!?
近くにいた業者風のおじさんに一応許可を取り撮影させて貰いました
以下、写真でレポートします。


途中の道路は地すべりで崩落

駐車場に放置されたままのバス

放置されたままのクルマ

発電機用の燃料タンク群

発電機小屋跡 木造部分は雪の重みで崩壊しています

大浴場があったと思われる建物

ここの看板は新し目 今も営業していそうです

宿泊棟。 奥の建物が本館、手前の木造が旧館
 


菅野温泉をあとにして、ウペペサンケ山方面へ
地図によると然別峡峰越林道を通って糠平方面の山田温泉に抜けれることになってます
が、ご覧のように道路決壊!
仕方なく来た道を戻りました

来た道と同じダートなので若干楽しんで走ることができました
さきほどのキツネの生首現場を過ぎたあたりで事件は起きました
10mくらい前方の右の草むらから突然真っ黒い動物が飛び出してきました
ヒグマです!
幸いコチラに敵対心はないようで、すぐに林道を駆け下り始めました
何秒間か(けっこう長かった)ボクのセローの前を4つ足で走り、左の草むらにドカっと飛び込みました
写真がないのが非常に残念・・
キツネと林道バトルしたことはありますが熊は初です(笑)
印象は手足がやたら太いということで、けっこう速いんです
こうして無事に帰って来れましたが、運が悪かったら違う結果になっていたかも・・・
そもそも熊の生息域に勝手にバイクで入り込んでるワケですから遭遇してもおかしくないんですけどね
あとから地図で詳しく調べてみたら同じ山に「熊追い沢」という場所を見つけました
地名というのは意味があるんですね

ではまた(^^

コメント (12)
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豚丼とセローと燃費

2010-06-02 | BIKe

ふと豚丼が食べたくなり更別(帯広の隣り)の「かしわ」までセローで出かけて来ました
このバイクの燃費も知りたかったので、往復500kmも走ればデータが取れるかなと・・・
早朝に出かけるべきでしたが用事を足していたら昼になってしまいました
急ぐ旅でもないので一応日帰りを目標に出発

日高の道を探索しつつ天馬街道側から更別に入ることにしました
良さそうな林道がそこらじゅうにあります♪
ぜんぶ試していたら今日中に着かないのでほどほどにトレッキング
平取のENEOSで1回目の給油

197km走って燃費は30,3km/L
3RW1のタンクは一応8,8リッターとなってるので、250キロ以上の足はありそうです
ちなみに225後期セローは10リッタータンクなので、ワンタンク300km可。
羨ましい限りです
リザーブが何リッターだったか?昔乗っていたのに忘れてます
今回リザーブ容量だけは確認しておこうと思います
1回目は6,5Lでリザーブには入らず
外の気温は18℃くらいあるので走っていても風が暖かいです
この季節をずっと待ってました
17時ころ、天馬街道に入りました

日が長くなったのでまだ明るいですが、気温はジワジワと下がってきています
野塚トンネルのあたりはまだ雪も多く、冬の気配が濃く残ってました(6月なのに・・・)
グリップヒーターやハンドルカバー、スクリーン
などの冬装備は一切外してしまっているので寒風をまともに受けます
18時すぎ、忠類の出光で給油
予定では17時には「かしわ」に着いていたかったのですが寄り道しすぎ!?
2回目の給油は218km走って区間燃費は29,7km/L
7,33Lでリザーブには入らず

忠類のスタンドを出て更別の「かしわ」まであと約20キロ
それにしても日帰りでこんな時間にこんな場所に居ていいんだろうか?
・・ 
日が暮れそうなのでタバコを一本だけ吸って出発します

18時40分、「レストハウスかしわ」到着
札幌から7時間かかってます
辺りは次第に薄暗くなってきました
気温はグッと下がってなんと2℃です!
このあとバイクで札幌まで帰ることを考えると食欲も失せそうですが、豚丼のために7時間もかけてやって来たのです。食べるものはしっかり食べます(笑)
人は目標があると頑張れます
まずは冷え切った体を温めたい
ところが・・・お店の自動ドアが開かない!
看板の照明はついてるのですが人の気配がない
まさか・・・!?
横に住居がつながっていてそっちの方は人がいるようです
ちょっと不審者っぽいですが、裏に回って住宅のチャイムを鳴らすと若奥さんが出てきました
―「お店休みなんですか?」
ー「誰もいませんでしたか?ちょっと確認してみますね」
と言うとその場で店主(お母さん?)の携帯に連絡を取ってくれました
なにやら肉屋とのトラブル?があったらしく、いま店に戻ってる途中なので待っててくださいとのこと
どうやら豚丼にはありつけそうです
待ってる間に裏のダチョウ小屋を覗きに行きましたがダチョウさん居ませんでした
待つこと30分、おかみさんらしき人が帰ってきました

「お待たせしましたね」とひとこと
1年ぶりのかしわの豚丼
期待通り肉が分厚く、柔らかく、ボリュームたっぷりの豚丼でした
さすがに来た甲斐があった、と納得
目的はわずか数分で達成されました
おかみさんに「今日はどちらから?」と聞かれたので「札幌です」と答えると感激してくれてコーヒーをサービスしてくれました
さらに帰りに大量のアイヌネギをお土産に持たされました(笑)

店の外に出るともう辺りは真っ暗・・・
時刻は20時を回ってました!
家着いたら日付け変わってるんじゃ?
この暗い道を35Wのヘッドライトで帰るのか・・・
しかもメットはスモークシールド
前がよく見えません
すごく寒い
絶望的・・・ 
最短ルートは日勝峠ですが、この暗い視界だと更別から清水までの裏道で遭難するのは間違いなし・・・
確実かつ迅速に十勝管内から脱出する方法は高速しかありません
幸福インターという縁起がよさそうなネーミングの入り口から高速に乗りました
とりあえず帯広まで無料区間ですw
この時間なので帯広を過ぎたらもう
スタンドは札幌までないと思われるので、ワンタンクで札幌まで持たせなければなりません
忠類のスタンドから起算して240キロくらいあるのでなるべくエコランで走ります
帯広JCTから道東道の有料区間へ接続
片側一車線の道東道ですが、速度制限が70km/hと表示されていたので、スピードが出ないセローにとっては実にいい大義名分です
車線の真ん中を70km/hキープでダラ~っと走ってても誰にも怒られません
といってもそこは道東道、後ろからクルマは一台も来ませんが(笑)
それより原生林の闇の中から動物が飛び出してきそうで怖かったです
終点の占冠で高速を降り、樹海ロードに合流
オフ車でこんなに長く高速を走ったのは初めてかも
22時すぎ、マオイの丘で休憩
夜のマオイ、静かです
さすがに尻が痛くなったので芝生の上で寝転びました
セローのエンジンはよく頑張ってくれてます
リザーブに入ることなく長沼の274沿いシェルセルフ到着

忠類から214km走って6,27L。 燃費は34,1km/L
この日いちばん燃費が伸びました
結局リザーブに一度も入らず、正確なリザーブ残量を確認できませんでした。
なんとかギリギリ日付けが変わる前に帰宅
ビールでひとり安着祝い(笑)

総走行距離630km!
長く楽しい一日でした

コメント (4)
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