珍方録

バイクと酒とジンギスカンをこよなく愛するブログ

2008オンロード始め

2008-03-25 | BIKe

北海道の長い冬もようやく終わり、待ちに待ったオンシーズンが始まりました。 先週末はよく晴れたので、初乗りしたというライダーも多かったのではないでしょうか
ボクはファンデューロで浜益方面まで軽く走って来ました
冬の間ロッパンには一応スパイクは履かせてましたが、今年は出番が少なかったです→
そんなワケで、スパイクタイヤからロードタイヤに履き替え、ついでにエンジンオイルも交換。
各部を入念にチェックしてからエンジン始動!
じっくり暖気して水温が上がったのを確認して自宅を出発(^^

うーむ・・・やはりロードタイヤはイイ!良すぎる・・・
久しぶりにバンクというものをしながら曲がることに感動しました
春一番のバイクはやっぱり新鮮なのでした

とりあえず腹ごしらえに石狩八幡で「元祖いしかり丼」をいただきました
お店の名前は『とみき』
国道沿いのとても目立つ場所にあります。 いつもは隣りのジンギスカン屋ばかり行ってるので、一度寄ってみたかったお店です

シャケ・イクラ・焼きウニ・ホタテ・きんぴら、海苔が載った丼に、山芋・山わさび・あさつき・小葱のトッピング、そして漬物にかけそば・デザート付きと、バラエティーに富んでます。 これで1,000円です
味が濃く、かなり満腹になります

午後4時半、店を出て駐車場でタバコに火をつけると、厚田方面からバイクがたくさん帰ってきます
夕刻から北上しようというバイクはどうやら自分だけのようですが・・・
日没が迫っているので気温もだいぶ下がってきました

青山を一往復
全線アスファルトでしたが、道路を横切る雪解け水が多く、気持ちよく走るにはもう少し暖かくならないとダメかなァ・・・と感じた次第
厚田Pにバイクの姿はなく、そのままスルーして浜益方面に走りました
途中の海岸線で夕焼けがあまりに綺麗だったので、適当なところでバイクを停めて落日を見届けることにしました
何も考えず、ただただ悠久の時に身を任せる・・・
なんと贅沢な時間でしょうかw

今年も心ときめくバイク旅に、いっぱい出れたらいいナと思います
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
■とみき■
石狩市八幡4丁目5番地
Tel 0133-66-3581
営業時間 11:00~17:00(平日は早く閉店)
不定休

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KING OF THE HILL

2008-03-17 | 冬バイク

スキー場をバイクで走る―
バイク乗りが一度は描く妄想ではないでしょうか(笑)
2008年3月16日、そんな夢が現実のものとなりました
KING OF THE HILLと題されたスノーヒルクライムイベントが、札幌近郊のコバワールドスキー場ナイターゲレンデにて開催されました。

主催者はISDEなどに参戦している北海道のプロライダー伊藤聖春氏
世界でも前例の少ないスノーヒルクライム競技ですが、どうやら伊藤氏は2006年に開催されたドイツの"スノー・スピードヒル"というイベントを見て触発されたようです。 このイベントでは60台のバイクがエントリーし、Beta450RR、ハスクバーナTE610、KTM300EXC、ヤマハWR450など錚々たるマシンたちを退け、1200ccのHP2がキング・オブ・ザ・ヒル(総合優勝)に輝きました→
見ると熱くなります→Snow-SpeedHill-2006の動画

この日コバワールドスキー場に集まったバイクは40台!
競技は4台1組でスタートし、滑走斜面途中に設けられたゴールにいちばん先に到達した者の勝ち、というごく単純なルールです
未到達の場合は制限時間2分で、より先に行ったライダーが勝ち。
クラス別にトーナメントを行い、最後に各クラスの優勝者同士でKING OF THE HILL を決めます。 当日のコースデコンディションは数日前から続いた雨と暖気の影響で雪が柔らかく、ゲレンデを歩くだけで油断するとヒザまでズッポリ埋まる(!)という状態でした。 ヒルクライムというより"どれだけ前へ進めるか"が勝敗を分けるカンジでした(笑)
もがくライダー達は大変だったでしょうが、ギャラリーは大爆笑の連続w
エンターテイメント性抜群のイベントでした!

↑注目を浴びていたSR400。セパハン? マーシャルは伊藤聖春氏

それでも思いのほかギャラリーが多かったので、ライダーとしてはテンションが上がったのではないでしょうか?
エントリーライダーはMX国際A/B級ライダーから素人さんまでと幅広く、バイクもバリバリのモトクロッサーからSR400、カブ90、モンキー、さらに電飾マシンなど多彩。
大排気量車はフサベル650、ホンダXR650、BMWのG650Xchallengeなどがいました
それにしても現役MX/EDレーサーの皆さんのカッコイイこと・・・(見るからに速そうw)

スタート地点には鉄のネットが敷いてあるので、スタートダッシュは強烈!
フロントが持ち上がるほどトラクションがかかります
そしてその後に猛烈なエクストリームセクションが待ち構えてます・・・
ここをいかにライディングするかが見ドコロでした

ドイツのスノー・スピードヒルも、真っ直ぐ走らせること自体がけっこう困難だったようで、ゴールまでなかなか辿りつけないというのが、この競技の面白さなのかもしれません
しかし!上手い人は上手いですネェ~
E1、E2クラスのエキスパートライダーともなると、勢いがハンパじゃない上に、超絶的なマシンコントロールが圧巻でした!

来年も開催が決定してるようです!
我こそは!という方、エントリーしてみては?

 

―動画―

↑King of the Hill 2008 part1

↑King of the Hill 2008 part2

↑King of the Hill 2008 part3


※3/19追記 最終エントリーリスト&リザルトが伊藤聖春氏のブログにPDFで掲載されています
コチラ→
http://gold.ap.teacup.com/applet/golgo13/20080318/archive

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冬の知床

2008-03-08 | 冬バイク

↑流氷で埋め尽くされた冬の知床の海

流氷を見に、知床まで走って来ました
今回の相棒はBMWのR100ロードスターです
3月に入って気温がグっと緩み、国道はもうスパイクなしでも走れるような路面状況になってきました
札幌から一気に網走に抜けると、オホーツク海は一面流氷の世界でした
国道244~334号線の海岸線を知床方向へ走っていくと、夏とはまったく違う景色に感動!

↑知床五湖の分岐にて

↑知床峠はココでおしまい

いちおう冬に到達できる知床のいちばん端っこを確認しておきました。 ウトロから上ると知床五湖へ行く分岐のところにバリケードが設置されていました
ここらへんの雪はまだ深い・・・
1メートルはあるでしょうか→

知床を満喫してこの日の宿泊地、川湯に向かいました
仁伏温泉「屈斜路湖荘」が本日の宿です
屈斜路湖荘にはライダー・チャリダーをとても歓迎してくれる女将さんがいて、ライダー限定で素泊まり3,000円で部屋を提供してくれます
どうやらボクが2008年第1号のライダーのようですネ(笑)

仁伏温泉「屈斜路湖荘」

風呂は天然温泉で24時間入り放題!
泉質は無色無臭の単純泉(緩和性低張高温泉)で、原泉100%のかけ流しです。 こぢんまりしていて清潔感にあふれています
露天風呂からは小鳥のさえずりが・・・

からだも暖まったところで、晩酌とさせていただきました
すぐとなりが川湯の温泉街なので、アルコール類の調達には困りませんw
ライダープランではオプションで夕食が1,000円で追加できます
さらに布団で寝たい人には500円で用意されます

↑これで一晩OK?

↑こちらがお膳。部屋食です

一日旅を共にしたロードスターはとても快調でした
1.000ccで車重が200kg超ということで、深い雪に埋まったときなどにケツを持ち上げて「ヨッコラショ!」とズラすことは断じて出来ません

幸いにスタックの危機(?)には一度も直面しませんでしたが、ソロの場合は深入りは禁物のようです

右の写真は宿の屋外コンセントから電源を引いている図ですが、ヒーター類の使いすぎでバッテリが上がってしまいました。 出発前から分かっていたことですが、ヘッドライト・フォグランプ・グリップヒーターのほか、ソケットにヒートベストなどを繋いでフル使用した場合、どうやらオルタネーターからのチャージが間に合わないようなのです。
対策としてはどれかを我慢して節電するしかないのですが、陽が暮れてきて寒さも厳しくなってくると、ついついヒーター類は入れっ放しになってしまいますw

この日の最終給油場所、川湯のホクレンスタンドでエンジンを止めた際、ついにセルが回らなくなりました

店員2人が慌てて「押しがけ手伝いますよ!」と言ってくれましたが、こちらは余裕の笑顔w
左パニアケース内に予備バッテリとジャンプコードと充電器が搭載されているのです
難なく再始動に成功したのでした

女将に無理を言って、屋外コンセントから一晩「オプティメイトⅢ」を繋がせてもらい、明日に備えました
そして快眠・・・zzz

↑誰もいない早朝の美幌峠

翌朝は6時に屈斜路湖荘を出発
気温マイナス4℃
いうまでもなく、朝のエンジン始動はセル一発でした(^^
天気予報によると北海道各地の最高気温はプラス3~7℃
の予想
おそらく、ひたすらアスファルトの上を走ることになるであろうことは想像できました
すでにリアのスパイクピンは1日目の走行で5割ほど失っています・・・
峠越えに備えてピンを温存せねばなりません
R100ほどの重量&大トルクのバイクにエンデューロタイヤを履かせると、路温が氷点下でもブロックのゴムが発熱するという問題が発生します(触ると熱い!)
さらにこのロードスターのように"効き"を優先させて、センターブロックにカップピンを突き出し気味に埋めてる場合、熱で柔らかくなったスパイクホールから簡単に抜けてしまいます・・・
長距離を走るのであればブロックがこれほど高くなく、詰まったパターンの方がより耐久性は上がりますが、深雪は全く効かないタイヤになっちゃうんですね・・・ 効きと持ちは二律背反の関係なのです

↑リアはご覧のとおりスタッドレスタイヤに・・・

↑フロントは無事のようです

さて2日間で1000キロほど走って来ましたが、バイクが重たいこと以外は特に問題なく冬道を楽しむことができました
エンジンはリッターバイクのパワーを持ってますから、とにかく長距離移動が楽チン
あの独特なOHVボクサーの湧き出るようなトルクが、またしても病みつきになってしまいました
雪道では自分のファンデューロ(650)よりもはるかに安定がいいです
重たいヤジロベエが地面近くにあるから当然でしょうか?
空冷ボクサーエンジンの特典として、足が温かいというのがあります
これだけは他のバイクには真似できません
イザとなればシリンダーの上に足を載せればポカポカなのです
なんか冬のためにあるようなエンジンですネ
旅から帰ってきて、マジで80/100GS
が欲しくなってしまいました
おしまい


※追記 走行データ
―燃費―
札幌→上川 191km  12,71L   15,03km/L
上川→斜里 207km  10,34L   20,02km/L
斜里→川湯 147km    7,05L   20,85km/L
川湯→上川 260km  14,42L   18,03km/L
上川→札幌 197km 11,45L   17,20km/L
平均燃費→17,902km/L

―充電電圧―
(外気温0℃ Over2500rpm時)
無負荷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,2V
ヘッドライト点灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,0V
ヘッドライト+補助灯(×2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・13,6V
ヘッドライト+グリップヒーター ・・・・・・・・・・・・・・・13,5V
ヘッドライト+補助灯+Gヒーター・・・・・・・・・・・・・13,0V
ヘッドライト+補助灯+Gヒーター+ヒートベスト・・12,7V
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